2010年 04月 20日
メダイチドリ
久々の干潟。秋ほど鳥が近くないのでちょっと物足りない気もしたが、眠気を催すようなぽかぽか陽気の中で夏羽のシギチを眺めるのはいかにも春らしくてそれはそれで心地よかった。

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メダイチドリ

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メダイチドリ

ところで前も書いたことだがメダイついでに改めて。「メダイチドリのチベット周辺の亜種群(いわゆるatrifronsグループ)は、嘴が長くてオオメダイチドリによく似ているので識別に注意が必要」ということが言われることがある。しかしこれは写真等の参考資料が今とは比べ物にならないほど少なかった一昔以上前に言われ始めたことなので、現在ではあまりこの言葉通り鵜呑みにしない方がいいだろうと思う。近年ネット上や海外の写真図鑑では、本来の越冬地であるインドや中東、あるいは繁殖地で撮られたatrifronsグループのメダイチドリの写真がかなり見られるようになっているが、それらは私の目には日本で見慣れたメダイチドリ(mongolusグループ)よりいくらか嘴が長めの傾向はあるかという程度で、それほど形態的にオオメダイチドリによく似た鳥という印象は受けない。もちろんこの辺の感じ方は個人差もあるだろうし、個体や状況により難易度の変動もいくらかあるとは思うが、それにしても一般的にatrifronsグループがオオメダイチドリに酷似し識別困難であるかのような言い方は全く当たらないように感じる。
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by ujimichi | 2010-04-20 00:20 | シギチ


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