昨日やっと銚子に行ってきたのだが、見事なまでのハズレ日でカナダカモメもたったの1羽。急に天気が回復した日はハズレやすいので嫌な予感はしたのだが・・・。しかしそのお陰で普段はなかなか時間がとれないコカモメ(
brachyrhynchus)探しに集中できてそれはそれでなかなか面白かった。コカモメ型の飛翔パターンを持つ個体はかなりいたようで、10羽近くは見たかもしれない。しかしそのうちどこまでが本当にコカモメなのか?となるとこれがいつもながらなかなか難しく、モンゴルセグロカモメ同様に渡来数が掴みづらい原因になっている。今回これはOKだろうと思ったのはとりあえず2個体。といって他の個体は違うのかというと、単に観察条件が不十分でわからなかったり、わかりやすくはないが個体差の範囲内かもしれない―ということもよくあるので、そこも何ともいえないところ。大形カモメが多いとなかなか手が回らないが、コカモメ探しの奥の深さもこれまたなかなかのものだと思う。
コカモメ Larus (canus) brachyrhynchus (右)
この状態でスコープに入り、静止状態だけ見て「あれ?こいつはコカモメでは?」と思って撮り始めてすぐに飛び立ったのが下の写真。
コカモメ Larus (canus) brachyrhynchus―上と同一個体
カモメ Larus (canus) kamtschatschensis (左),
コカモメ Larus (canus) brachyrhynchus(右)―上と同一個体