2011年 06月 11日
ムナグロ2005
画像はちょっと古いが2005年4月撮影のムナグロ。こうした黄褐色味が乏しくて眉斑がかなり明瞭な個体もしばしば見られる。ところで「日本の鳥550 水辺の鳥」に掲載されている1987年埼玉県のアメリカムナグロとされる個体は、特に近年の北米で撮られた多数のアメリカムナグロ冬羽の画像と比べてみると、確かに全体的な印象は非常によく似ていると思う。以前は体型がすらりとしすぎている気もしていたが、この点も近年の北米の多数の画像と見比べると別段悪くはないようだ。ただし三列風切に脱落があり、正確な初列風切の露出枚数が今ひとつ判断できなのは以前から気になっているところ。また側頸が白いこと及び撮影時期を考えると、眉斑の白さは夏羽への移行によるものである可能性を考えなければならい。この記録が掲載された山階鳥類研究所研究報告Vol.32のPDFを見ても同じ写真1枚しか載っていなかったので、もし私が現場で動いている実物を見たらどんな印象を受けたのかちょっと興味深いところだ。

a0044783_17365284.jpg
ムナグロ Pluvialis fulva
やや見にくいが、初列風切の露出枚数は3枚。三列風切は脱落がなく揃っている。このように目の後(耳羽)の暗色斑が目からつながって見えるのもアメリカムナグロの特徴の一つとして言われることがあるが、実際にはムナグロでもよく見られる。
[PR]
by ujimichi | 2011-06-11 18:49 | シギチ


<< 安眠妨害 夏へ >>