2012年 05月 08日
ハマシギ
昨日の画像からハマシギ。以前からよく思うに、この時期のハマシギの雨覆はよく見ると結構擦れている場合が多い。基本的にハマシギの夏羽への換羽は肩羽までの部分換羽なので、冬羽のままの雨覆が擦れているのは当然といえば当然。手元の[Shorebirds of the Northern Hemisphere]を改めて見返したら、「雨覆が非常に擦れているがこれは第1回ではなく成鳥」というキャプションのついた、フラッグ付きで雨覆ボロボロの5月のハマシギ夏羽の写真が出ていた。

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ハマシギ Calidris alpina

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ハマシギ Calidris alpina

昔はあまり話題にすらならなかったが、近年ではシギチの第1回夏羽の識別に関心が高まっている。ただその際に、「擦れた羽がある」=「それは幼羽」=「だからその個体は第1回夏羽」という論法をよく見かけるが、上記のようにシギチの夏羽への換羽が基本的に部分換羽である以上、特に春以降は擦れた羽が必ずしも幼羽とは限らないはず。もちろん明らかな冬羽があって、それよりさらに明確に擦れた羽があればそれが幼羽という解釈は十分的を射ていると思うが、それ以外の場合についてはかなり注意が必要と思う。
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by Ujimichi | 2012-05-08 22:21 | シギチ


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