2012年 06月 17日
1S候補
またも先月の画像になってしまうが、キョウジョシギ第一回夏羽かと思われた個体。残念ながら人が歩いてきてすぐに飛んでしまった。羽色はほぼ冬羽といってよく、夏羽ばかりの群の中ではかなり異質に見えた。大雨覆に一部激しい摩耗が見られるので、一見ここが幼羽かとも思いたくなるが、しかしながら周囲の羽と見比べると摩耗度合は意外に連続的で、実は幼羽ではなく単に冬羽が摩耗しているだけのようにも見える。また右の雄夏羽個体を見てもわかるように、雨覆の摩耗・褪色は幼羽に限らず見られるため、何度も書いているように、「摩耗・褪色している=幼羽」と即断することについてはしばしば疑問を感じる。もちろんこの個体の場合は周囲の夏羽個体との状態の落差からしても、普通に考えれば第一回夏羽の可能性が高そうな印象は受けたが、ただやはりこのように明確に幼羽が確認できなかった事例については、例外的な換羽遅れの成鳥の可能性をどう考えるかなど、厳密にいうとまだまだ熟慮の余地はあるようにも思う。

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キョウジョシギ Arenaria interpres

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キョウジョシギ Arenaria interpres

ところで関係ないが、前エントリの個体はもちろん単なるミユビシギ。たまたま嘴に泥がついて若干プチヘラ風?に写っていて面白かったので掲載した。
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by Ujimichi | 2012-06-17 23:02 | シギチ


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