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2014年 03月 21日
カナダカモメ成鳥冬羽
画像は2週間前のものだが、皇居でしばしば観察されるカナダカモメのうちの1羽。昨年も出現率が高かった個体だがやはり今年も渡来した。初列風切はどちらかというと幾分濃いめの個体だが、特にアイスランドカモメ亜種kumlieniとの識別が問題になる北米東部やヨーロッパではむしろわかりやすいカナダカモメとして大歓迎される個体だろう。重要なポイントであるP9(外から2枚目の初列風切)は、翼先の開きが少ない状態では一見セグロに似て写ることがあるが、少し開けば典型的なカナダパターンが現れる。こうした個体はもちろん北米の画像でも豊富に見ることができる。その他頭の斑の質と出方、頭部や嘴の華奢さ、紫がかったピンクの目瞼まで全て典型的。背中の色が観察条件によってセグロとの差が出たり出なかったりもカナダカモメとしては普通のこと。いずれにしろある程度カナダカモメを見慣れた観察者なら識別は容易な個体だろう。なお最近「この鳥なあに」というサイト で初心者の質問に対して、なぜか回答者がこの個体をカナダカモメでないと思うと言っているようだが、見ての通りこれはごく普通のカナダカモメなので、ご興味をお持ちの方はできればぜひ海外の図鑑や画像等も含め色々と調べてご自身の目でご確認いただきたいと思う。

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カナダカモメ Larus thayeri  成鳥冬羽
朱色やオレンジではなく、紫がかったピンク色の目瞼に注目。

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カナダカモメ Larus thayeri  成鳥冬羽
頭部は周囲のセグロカモメより明らかに華奢で小さい。

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カナダカモメ Larus thayeri  成鳥冬羽
翼先の開きが少ないとP9のパターンは一見セグロに似るので要注意。

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カナダカモメ Larus thayeri  成鳥冬羽
少し開けばカナダカモメの特徴のP9のパターンが出る。

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by Ujimichi | 2014-03-21 19:55


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