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2007年 05月 20日
タシギとハリオシギ
a0044783_7494054.jpgジシギの画像を見るのは面白いのでちょくちょくあちこち見て回っているのだが、タシギがハリオシギに間違われる例が案外多いんだなあと思う。これは普段特に“ジシギウォッチャー”ではない観察者の場合が多いとは思うのだが、いずれにしろWeb上でいくつも見かけるからには潜在的にはかなり多いのかもしれない。なぜ間違えるかは場合により色々あるだろうが、どうも頭に茶色いマダラが多いことからまず「ハリオでは?」と考え、個体や状況により尾羽の突出も短く見えたりして、「やっぱりハリオだろう」ということになるパターンが多いのかもしれないと思う。それにサイズもほぼ近いので案外間違われやすいのかもしれない。まあかく言う私も昔ジシギにあまり目が慣れていない頃、頭のマダラが多くて尾が少し短め?のタシギを見て迷った記憶もあるが、今思えばあれも何の問題もないタシギだったなあと思う。

ともかくタシギとハリオシギの識別に関しては、「頭のマダラ」「尾の突出」といった数点の特徴だけにピンポイントでクローズアップするのではなく、もっと各部相互や各部と全体などの大きさや長さのバランス、雨覆や肩羽のパターンなどもよく観察した上でもっと総合的に考えるようにし、繰り返し観察経験を積んでいけばそう間違うことはなくなると思う。むしろ見慣れれば一見してわかることが多いと思うのだが、もちろん慣れないうちは特に次列風切や尾羽も極力確認すべく努めた方がいい。

ちなみに現在私は個人的には、ジシギは観察条件が悪くなければ尾羽を開かなくともかなりの確度で見分けられることが多いと感じているし、その人なりの観察経験を踏まえて似たような感触を持っている“ジシギウォッチャー”も全国にそこそこの数いると思う。ただその一方で一般に明らかな誤認も多い状況を見ていると、特にジシギウォッチャーではない人も含めて一般論として言うならば、やっぱりジシギの識別はあまり簡単に考えない方がいいということもまた言えると思う。つまりこの辺の、「ジシギはどこまで識別可能か?」「どの時点で間違いないと考えるか?」という問題に関しては、結局のところ観察者個人個人の経験やものの見方、その時々の観察条件や個体によっても様々に事情が異なってくるので、そう一概にどうすべきだこう考えるべきだと簡単に線を引ける種類の問題ではないように思う。もちろんいずれにしても尾羽を含めて確認できればそれに越したことはないし、現に多くの観察者がその努力をしているとは思うのだが。

▲ところで上の画像は何でしょう?






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タシギでした。
言い切るかどうかはさておき、ある程度慣れた観察者ならば最初の画像だけでもなんとなく察しはつくことが多いのではと思う。
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by ujimichi | 2007-05-20 07:55 | ジシギ


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