先日から近所で妙な白っぽいチョウが遠く飛んでいるを何度か見かけて気になっていたのだが、今日その正体がわかった。今日は運よく止まっているところを近くで見られたのだが、昨年からこのあたりでも目撃され始めたアカボシゴマダラの春型だった。ちなみに実は、私は不勉強でアカボシゴマダラの春型がこんなに白っぽいとは知らなかったもので、先日チラッと見たときはエゾシロチョウとかオオゴマダラとかありえない名前が浮かんでしまい、いくらなんでもそれはないよなあ??と首をひねっていたところだった。
アカボシゴマダラは最近あちこちで話題になっている通り、元々日本の蝶ではないのだが何者かにより放蝶され(もしくは逃げた?)、目下猛烈な勢いで分布を拡大しているところだという。そして同じエノキを食樹とするゴマダラチョウやオオムラサキとの競合が問題になっている。それにしても外国のものを持ち込んでわざわざ放す人というのは一体どういう意図でやるのかどうも理解できない。
画面上に飛び去る姿。止まっていたエノキの葉には卵が残されていた。こうしてまた増えていくのか・・・。