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2008年 04月 21日
4月20日のコガモ
4月20日に撮ったコガモの群。全ての個体は画面に収まりきらなかったが、この小さな川に45羽が集まっていた。

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ところでコガモとオナガガモというのは餌付けに関しては両極端な傾向を持っていて、コガモがいた場所で餌付けが盛んに行われるとオナガガモが増えてコガモがいなくなるということがよく起こる。餌そのものの好み等も原因としてあるのかどうかは知らないが、体がずっと大きく頸も長いオナガガモの方が餌の奪い合いにはるかに有利?ということは単純に想像できる。

この川ではパンを撒く人も時折見かけるものの、その量が少ないせいか冬季に見られるオナガガモの数も数十羽程度。コガモは基本的に餌付いていない。5年以上前?に、意図的にコガモを狙って投げられるパンを少しだけつまんでいる個体を一度見た記憶はあるので、厳密にはコガモも「絶対に餌付かない」とまでは言えないが、いずれにしろ餌付けに対するオナガガモとの習性の差は歴然としている。

ということは、例の「カモは餌付けのせいで太って渡らなくなる」もしくは「渡りが遅れる」という“メタボガモ伝説”が本当ならば、コガモではなくオナガガモの方が春になってもいつまでも残っている状況が観察されてもよさそうなものだが、もちろん現実はその逆。この川でも例年餌付いているオナガガモの方が先にいなくなり、餌付いていないコガモは春遅くまでそこそこの数が残っているのだ。今年は3月12日以来この川でオナガガモを見かけていない。
by Ujimichi | 2008-04-21 22:53 | 餌やり規制問題について


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