2008年 08月 02日
過去ヨロ
1980年代の多摩川河口というのは今からは到底想像がつかないほどトウネンの多い場所だった。数キロに渡る干潟が上から下までびっしりとトウネンだらけ。もうトウネンは結構、これ以上見たくない、というくらい多かった。今思えばちゃんとカウントしておけばよかったかなとも思うのだが、まあ逆に言えば、あんなもん数える気になれるか!というほど多かったことは確かだ。

a0044783_17204951.jpg当時私は夏休みには一日おきに多摩川に通うほどのシギチ馬鹿(笑)だったし、だからうんざりするほど大量のトウネンのプロポーションは頭に焼き付いていた。それだけに初めてヨーロッパトウネンを見た時の衝撃は忘れられない。なんでこんなに足長いんだよ!全然違うじゃないか!と気絶しそうになった。この辺の感覚というのはわかる人にはわかるがわからない人にはわからないようで、私の感覚ではなんてことない個体であれこれ迷ってる人もよく見かけるが、あれは傍から見ていてなんとも歯がゆい。

<画像は1986年、中学生の頃に初めてヨーロッパトウネンを見た日のスケッチ。当時確か国内の図鑑でまともに載っている生態写真は手元にはたったの1点しかなく、識別法も一般的にはほとんど知られていないという時代だった。ある日父がついにヨロネンに間違いないのを見つけたというので半信半疑で後日行ってみると、トウネンの大群の中にこの異様に足の長いヨロネンがいて腰を抜かした。まあもちろんトウネン、ヨロネン双方に個体差はあるし、時には難しい個体というのもいるにはいるのだが、通常はそんなに頻繁に頭を悩ますようなものではないと思う。
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by ujimichi | 2008-08-02 17:22 | シギチ


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