朝、ベランダノネムノキの葉が食い荒らされていて、よく見ると緑色のイモムシがいくつもいた。何しろ鉢植えの小さな木なのでこんなに盛大に食われてはまずいのでは?と寝ぼけ眼であまり深く考えずに何気なくイモムシを2つ3つ摘んで放り投げていたところ、不意に葉先から一頭のキチョウが飛び立った。へぇ~キチョウが来てたんだ・・・アレ!?ん?このイモムシって??しかもキチョウといえばマメ科を食うんだったよな!?・・・というわけで一瞬にして頭の中で点と点が線でつながる。で、てことはもしや?と思って葉を裏返したら案の定サナギが4つもぶら下がっていた。
このネムノキは元々母が近所の川辺から種を拾ってきて植えたものだが、キチョウが来るという展開はなぜか頭からすっぽり抜け落ちていた。それにしてもこんな小さな木をよく見つけるものだと改めて感心してしまうし、同時にキチョウが普通種として繁栄しているのもなんか頷ける気がする。ちなみにここまでキチョウキチョウと書いたけれど、実は従来のキチョウは最近の研究では2種に分けられるようになってきているそうで、それに従えば本州にいるのは正しくは「キタキチョウ」ということになるそうな。子供の頃から「キチョウ」で慣れ親しんだものをいきなり名前を変えられるのはなんか変な気分だが、まあそれはそれで興味深い。
イルカのようなバナナのような玉子焼きのような・・・?? しげしげ眺めているとなんとも不思議な生き物だなあと思う。