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2016年 01月 17日
アイスランドカモメ…ではない
画像は皇居に時折現れるシロカモメ。どうやら最近これがアイスランドカモメと誤認されて情報が回っているようなのでくれぐれもご注意を。関東ではアラスカ産の亜種(barrovianus)と思われる小さめのシロカモメが珍しくないので要注意です。

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シロカモメ Larus hyperboreus

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by Ujimichi | 2016-01-17 17:43

2015年 10月 13日
11月2日にいよいよ発売予定! 『決定版 日本のカモ識別図鑑』
a0044783_20260069.jpg画像は先週撮影したオナガガモ♂幼鳥。秋も深まって、北国から続々とカモが渡ってきている。父との共著で11月2日にいよいよ発売予定の「決定版 日本のカモ識別図鑑」(誠文堂新光社)は、お陰様で反響が大変大きく、既に発売前から沢山の方がご予約いただいている。

「秋に渡って来たばかりのカモの♂は、エクリプスといって一見♀のような地味な色をしているので、見分けがとても難しい」・・・というような説明は昔から繰り返し当たり前のようにされてきた。しかし当然のことながらそれだけでなく、この時期のカモの群れには沢山の幼鳥が混じっている。しかも幼鳥にも♂♀があるので、実際はさらに複雑だ。

ところがなぜかこの事実はこれまで意外と放ったらかしにされていて、少なくとも一般に向けて秋のカモの説明がなされる際には、エクリプスの話ばかりで幼鳥のよの字も出てこないことも未だに多いようだ。というよりも、できればより正確に幼鳥を含めた説明をしたいという気持ちはあっても、幼鳥の識別を詳しく取り上げた図鑑がないことから、対応に苦慮してこられた指導者の方も多いのではないかと思う。また少し違う角度から言うと、これまでの「エクリプスは難しい」というイメージは、沢山混じっている幼鳥が正しく区別されずに一緒くたにされてきたことが大きな原因とも考えられる。

まさにこの辺りに大きくメスを入れるのが、この「日本のカモ識別図鑑」の大きな狙いの一つで、これまでなかなか詳しく扱われてこなかった幼鳥やエクリプスの識別に関するノウハウが、豊富なイラスト・写真とともに、まさに前代未聞のボリュームでぎっしりと詰め込まれている。例えば最も身近な水面採餌ガモの一つコガモだけでも7ページ、イラスト13点に写真14点という充実ぶり。しかもアメリカコガモはまた別で6ページ。加えてコガモとアメリカコガモの識別には特別にさらに3ページを割いている。この図鑑を片手に幼鳥やエクリプスの識別に挑戦する面白さに目覚めると、ただただ地味で皆同じに見えると敬遠していたこの時期のカモの群れが、一転して宝の山に見えてくるはずだ。

とはいえもちろん、初心者にとっては冬季の色とりどりの生殖羽の美しさの方がまずはとっつきやすいと思うし、難しい識別の話はどうも苦手、という方もいるだろう。そんな方はまずは気楽にイラストや写真をただ眺めて楽しむつもりでこの図鑑を入手して頂いても、もちろん存分に楽しめる充実した内容になってる。そして実は、そうやって力を抜いて目で楽しみながら、わかりやすいものから少しづつ印象に残していくことは、識別の基礎を作る上でも一番自然で無理のない方法だ。そうしていくうちにいずれ興味が湧いてきたら、ぜひ改めて幼鳥やエクリプスの識別にも挑戦してみて頂きたい。もちろん種や状況にもよるが、特に難しいことを考えなくても、一目で「あっこれは幼鳥!」とピンとくるような機会も意外と多くなるはずだ。

なお「決定版 日本のカモ識別図鑑」のFacebookページも公開しているので、こちらもぜひよろしくお願いします。

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by Ujimichi | 2015-10-13 20:53

2015年 03月 29日
アイスランドカモメ亜種kumlieni 第4回冬羽
遅くなったがとりあえず2月21日のカモメ類をUPしておいた。今期私がアイスランドカモメ亜種kumlieniを観察できたのは結局この日と4日後の25日の2日のみ。その後は何度通っても会えず、どうやら今年は随分と短期間でいなくなってしまったようだ。ただでさえ以前からかなり気まぐれでなかなか思うように出会えないこの個体、その上今年は昨年までと比べてカモメ類の数自体がはるかに少ない日が多く、果たして来年は無事再会できるのかどうか、かなり不安を残したままのシーズン閉幕となってしまった。

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アイスランドカモメ 亜種kumlieni  Larus glaucoides kumlieni 第4回冬羽

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by Ujimichi | 2015-03-29 17:36

2015年 02月 14日
アライソシギとクロキョウジョシギ
子供の頃から憧れの北米の岩礁シギ2種。80~90年代にかけて三浦半島に割と頻繁に出かけていたのは、キョウジョシギの群れの中にこの2種のどちらか―いやできれば両方(笑)―見つけてやろうという夢があったのも理由の一つ。その夢は結局叶わなかったが、今回の旅の最後の2日間で至近距離でじっくり堪能することができた。それにしてもアライソシギは間違いなく初見のはずなのに、なぜか最近どこかで何度も見たような気がして仕方がなかった。(謎)

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アライソシギ (手前) と クロキョウジョシギ (後)

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クロキョウジョシギ(手前)と アライソシギ (後)

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by Ujimichi | 2015-02-14 20:07

2015年 02月 08日
クロワカモメ
ロサンゼルスの画像からクロワカモメ。クロワカモメ成鳥は虹彩が淡色できつい顔つきに見えるのも特徴の一つ。とはいえ実は虹彩にも多少はバリエーションがある。この日のわずか数十羽の短時間の観察でも以下のような個体を見ることができた。

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クロワカモメ Larus delawarensis 
虹彩が淡色だが瞳孔の下に黒点が入っている個体。

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クロワカモメ Larus delawarensis
虹彩に細かい斑紋が無数にあり、全体にやや暗色に見える個体。

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クロワカモメ Larus delawarensis
この2つの画像は同一個体。虹彩が真っ黒の個体と思ったが、反対側を向いたらなんと淡色なので驚いた。左右の虹彩色が異なる個体はカナダカモメでも観察したことがあるが、それにしてもこの個体はかなり極端。 

なお参考に以前ウミネコの虹彩のバリエーションを取り上げたエントリはこちら

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by Ujimichi | 2015-02-08 17:35

2015年 02月 06日
サバンナシトドとミヤマシトド
2種とも日本で出れば何十人どころか時には何百人も集まってしまう珍鳥だが、実は一度も見に行ったことがない。今回久々の北米で他にも見たい鳥撮りたい鳥だらけでほとんど時間をかけられず、たまたま近くをウロウロしていたのを少し撮るのがやっとだった。

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サバンナシトド

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ミヤマシトド


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by Ujimichi | 2015-02-06 20:59

2015年 02月 03日
アラナミキンクロ
ロサンゼルスの画像からアラナミキンクロ2点。アメリカでは「荒波」という名前のイメージからはまるでかけ離れた、波のない河口部やラグーンにも普通に入り込んでいて、ヒメハジロなどと共に至近距離で観察できる。昨年九十九里で遥か陽炎の彼方の姿をスコープで覗きながら何時間も待ち続け、今日は近い近いと喜んでいた時の画像も今見ると全く遠く見えてしまい、あの苦労は何だったのかと拍子抜けするほど。日本のビロードキンクロも常時これくらい近くで見れたら楽しいのだけど、なかなかそんな機会がないのはちょっと残念。

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アラナミキンクロ

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アラナミキンクロ

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by Ujimichi | 2015-02-03 18:15

2015年 01月 01日
謹賀新年
本年もよろしくお願いいたします。

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アメリカコガモ

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by Ujimichi | 2015-01-01 06:15

2014年 10月 19日
キョクアジサシ観察記
まだ台風の吹き返しの強風が吹き荒れる10月14日の三番瀬。私にとっては実に22年ぶりにキョクアジサシを自力発見する幸運に恵まれた。この後日には全く観察されていないようなので、台風の影響による1日限りの滞在だったようだ。

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キョクアジサシ 第1回夏羽→第2回冬羽, 1st summer-2nd winter Arctic Tern Sterna paradisaea Oct. 14th 2014 Chiba pref. Japan


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この日の朝の干潟はほぼ満潮状態。杭の上で休んでいるシギチを観察していると、徐々に強い西風が吹き始めた。午前10時を回り、時折横殴りに砂嵐が全身を襲い、一度は大きな発泡スチロールの箱が体当たりしてくる始末。これは参ったなあと思っていると、東の方からパラパラと7羽ほどのクロハラアジサシが飛来し頭上を通過。へぇなるほどこれも台風効果だなと、何枚かシャッターを切りながら見送る。

それからさらに10分ほどすると、また何やらアジサシ類が1羽高く飛んできた。あれ?クロハラにしては随分翼が尖ってるけど何だ?と反射的に500㎜を向けて連写。モニターで画像を確認すると、明らかに見覚えのある丸い頭とパンダのような顔が映し出された。風切の透け方からしてもこれは…キョクアジサシ!!しかしそう思った時には既に西の方へ飛び去った後だった。残念ながらこれは上空通過で終わりかなあと、とりあえず諦めてシギチ観察に戻る。

ところが10分もすると、またクロハラアジサシが何羽も飛んでいる。しかも今度は東側の突堤付近の海面で採餌しているようだ。もしかしたらその中に先ほどのキョクアジサシが混じる可能性もあるかもしれない。そこでそそくさと荷物をまとめて突堤に移動し、しばしクロハラアジサシを撮影することに。よく見るとアジサシも何羽か混じっているが、いずれも風が強くてレンズを振られてしまうのでなかなか撮影は難しい。

a0044783_00000597.jpgその場で30分ほど経過したがあまり変わり映えがしないので、ふと振り返って干潟を双眼鏡で眺めると、ハマシギの群れに紛れて何やらアジサシ類が1羽背を向けて立っているのに気付く。しかも遠目にもなんとなく地面にへばりついているような立ち方(=つまり足が極端に短い!)に何かゾクッとするものを感じてスコープで確認すると、案の定これが先ほど通過したキョクアジサシだった。初列風切の換羽・摩耗状態からも同じ個体で間違いないだろう。久々に大いに取り乱しながら、あたふたとデジスコをセットするが、何しろ風が強いので風上ばかり向いていて、なかなか横を向いてくれない。しかしモニターの中で時折振り向きざまに見せる例のパンダ顔に、おおこれこそ昔多摩川で見つけたあの顔だ!キョクだキョクだ!!と改めてじわじわと胸の高鳴りが押し寄せる。

ある程度撮影したところで、今度は少しづつ様子を見ながら身を屈めて慎重に横へ回り込んでみることに。地形的に距離が保ちにくい位置で、飛ばしたら元も子もないのでヒヤヒヤものだが、なんとか飛ばずにいてくれたので撮影を再開。逆光だが真横だし距離はかなり近い。しかしそこであろうことか、右手からビーチサンダルを履いた貝堀のおじさんが歩いてくる。これは万事休すか―と思ったが、キョクアジサシはおじさんの足元から数メートル飛んだだけですぐ降りてしまった。何だ逃げないのか・・・とズッコケたが、ということは順光側から撮れるかもしれない!と500m片手に順光側に回ってみることに。それから約20分、数回の伸びも含めて至近距離で心ゆくまで眺めることができた。

初めて私がキョクアジサシを見つけたのは、写真のあるものとしては日本初となる1988年8月の多摩川河口。2度目は1992年8月の三番瀬。写真図鑑にもよく載っている個体だ。今回はそれから実に22年ぶりの自力発見となった。この間アジサシ類の見やすい時期と場所にさほど多く出かけていなかったので随分間が空いてしまったが、それにしても10月半ばという遅い時期に再びこの幸運が訪れるとはちょっと予想外。また、アジサシが千羽いてもいない時はいないのに、今回はクロハラアジサシ7羽と、アジサシわずか4羽とともに現れた。このいつ何が起こるかわからない鳥見の奥深さの一端に久しぶりに触れることができ、ここ最近としてはいつになく軽い足取りで帰路についた。

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キョクアジサシ 第1回夏羽→第2回冬羽, 1st summer-2nd winter Arctic Tern Sterna paradisaea Oct. 14th 2014 Chiba pref. Japan
丸い頭と目の下まで回り込んだ黒色部、極端に短い足がトレードマーク。可愛らしさと格好よさを絶妙に兼ね備えた、とても魅力的な鳥だと改めて感じた。

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キョクアジサシ 第1回夏羽→第2回冬羽, 1st summer-2nd winter Arctic Tern Sterna paradisaea Oct. 14th 2014 Chiba pref. Japan
初列風切はP1-5が新羽、P6-10が旧羽。ヨーロッパの図鑑を見ると、キョクアジサシの第1回夏羽の初列風切は春までに既に全て幼羽から換羽済みで、このような新旧の混在がなく一様に見えるとされている。過去の国内での観察例でいうと、父が1989年7月に波崎で撮影したものでは確かにその状態が保持されていたが、1988年8月多摩川と1992年8月三番瀬の2例では共に内側初列風切P1付近から再び次の換羽が始まっていた。今回はそれからさらに2か月後の10月中旬の観察(時期的には第2回冬羽への移行期)ということを考えると、ちょうど辻褄が合う換羽状態ではないかと思う。日本国内のキョクアジサシの観察例は主に7-9月頃に集中しているので、この時期の換羽状態を捉えた画像は貴重と思う。 参考文献:Harris, A., Tucker, L. & Vinicombe, K. 1989. The Macmillan Field Guide to Bird Identification. Macmillan, London.

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キョクアジサシ 第1回夏羽→第2回冬羽, 1st summer-2nd winter Arctic Tern Sterna paradisaea Oct. 14th 2014 Chiba pref. Japan
飛翔時に下から見ると風切が白っぽく透けて見え、アジサシのような次列風切の暗灰色の帯が見られない。

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キョクアジサシ 第1回夏羽→第2回冬羽 (右端), 1st summer-2nd winter Arctic Tern Sterna paradisaea, with two Common Terns Sterna hirundo, Oct. 14th 2014 Chiba pref. Japan
左2羽のアジサシとの足の長さの差に注意。

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キョクアジサシ 第1回夏羽→第2回冬羽, 1st summer-2nd winter Arctic Tern Sterna paradisaea Oct. 14th 2014 Chiba pref. Japan

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by Ujimichi | 2014-10-19 17:33

2014年 07月 29日
尾長と鬼
午後の散歩画像からトンボ2点。このオナガサナエはたまたまなのだろうが、自身と同じような配色のロープに止まっていてちょっと面白かった。その辺を一回りしてヒグラシの合唱を背に帰宅。

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オナガサナエ♂

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オニヤンマ♂

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by Ujimichi | 2014-07-29 17:28