カテゴリ:油( 26 )

2011年 03月 19日
2011.3.18 皇居日比谷濠の油曝カモメ類急増
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ユリカモメ Larus ridibundus

東日本大震災発生後初めて皇居の様子を見てきたが、油曝カモメが急増していることに驚いた。ここはほとんどの個体が水面上で水浴びをしていて腹部が見えないため、正確な油曝個体数の把握は困難だったが、セグロカモメとユリカモメ各10個体前後、カモメ2個体が油曝していた模様。油曝個体を撮影していると、その前を別の油曝個体が横切るといった状況が度々あった。皇居はあくまでカモメ類が水浴びに訪れる場所なので、東京湾にはこの何倍もの油曝個体がいる可能性も十分にあるように思う。

この日観察したカモメ類は大よそセグロカモメ(‘タイミルセグロカモメ’等を含む)200、オオセグロカモメ10、カナダカモメ1、シロカモメ1、カモメ4、ユリカモメ200。今期は2月21日、25日、3月4日に同所でカモメ類を観察したが、その間油曝個体は観察していないので、まさに急激な変化といえる。今回の震災では千葉県市原市のコスモ石油千葉製油所の火災で海上に重油が流出したとの報道もあったので、油曝カモメの急増との関連が考えられる。ただし関東地方では2日前の16日には最大瞬間風速20メートル以上の強風が吹き荒れていた。一昨年も荒天の翌日に油曝個体が複数観察された例があるので、市原の火災とは流出源が別である可能性もあるかもしれない。この点に関しては11日~16日の間の観察情報がもしあればいくらか原因を切り分けられる可能性もある。

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ユリカモメ Larus ridibundus

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ユリカモメ Larus ridibundus

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ユリカモメ Larus ridibundus

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ユリカモメ Larus ridibundus (1つ上と同一)

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セグロカモメ Larus vegae

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セグロカモメ Larus vegae

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セグロカモメ Larus vegae

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セグロカモメ Larus vegae (1つ上と同一)

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セグロカモメ Larus vegae

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セグロカモメ Larus vegae

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セグロカモメ Larus vegae

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カモメ Larus canus kamtschatchensis
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by ujimichi | 2011-03-19 01:53 |

2009年 03月 16日
2009.3.15 皇居の油曝カモメ
皇居・馬場先濠と日比谷濠で各1羽づつ、油曝したセグロカモメを確認した。今年は1月11日から計7回カモメ類の観察に訪れているが、油曝個体の確認はこれが初めて。油の発生元は全くわからないが、皇居のカモメ類は水浴びと休息を目的に東京湾方面から飛来するため、これらのカモメも東京湾のどこかで油曝した可能性が高いと思われる。タイミング的には前日3月14日の荒天の影響も考えられる。

この日のカモメ類はかなり落ち着きがなく、総数の把握はできなかったが、大よそセグロカモメ100+、(推定)モンゴルカモメ1、カナダカモメ2+、オオセグロカモメ10+、カモメ1、ユリカモメ10+ といったところ。

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セグロカモメ Larus vegae  2009.3.15 皇居・馬場先濠

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セグロカモメ Larus vegae  2009.3.15 皇居・日比谷濠
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by ujimichi | 2009-03-16 22:40 |

2009年 02月 06日
2009.2.3. 千葉県銚子漁港の油曝カモメ
a0044783_33417100.jpg2月3日の銚子で約4000羽のカモメ類の混群中でウミネコ成鳥6羽、オオセグロカモメ成鳥1羽、第1回冬羽1羽の計8個体の油曝個体を確認した。周辺状況で気づいた点としては、1月31日の荒天の影響か、普段より港内にゴミ(木片、発泡スチロールなど)が多く浮いているのが目に付いた。
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by ujimichi | 2009-02-06 03:49 |

2009年 01月 28日
2009.1.16 千葉県銚子漁港 油曝ウミネコ2個体
色々あって遅くなったが、16日の銚子で2羽の油曝したウミネコ成鳥を撮影している。9時ごろからの観察で油曝した個体は1羽も見ていないが、正午を回った頃にこの2羽が続けて防波堤に上がってきた。この時視界に入っていたカモメ類は概算で約2000羽程度。19日はカモメ類はやや少なめで油曝鳥は確認していない。

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また、サハリン南部で海鳥大量死が起きた模様。詳しくはこちら。
http://blog.livedoor.jp/abura060303/archives/51285062.html
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by ujimichi | 2009-01-28 14:06 |

2008年 03月 28日
2008.3.26 銚子漁港の油汚染カモメ
カモメ類の数は少なく、午前中の第二漁港でのカウントでは、大形カモメ類566羽、ウミネコ299羽、カモメ28羽、ユリカモメ97羽、ミツユビカモメ4羽。ただし午後には漁船が入って来たこともあり、少なくとも3~4割程度は増えた印象。そのうち油汚染個体はオオセグロカモメ3羽、ウミネコ4羽を確認した。この他にごく部分的な汚れだったり、観察条件が悪すぎて油かどうか判断しにくいセグロカモメを数個体目撃している。依然油汚染個体が通常より多い状態が続いている。

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by ujimichi | 2008-03-28 15:31 |

2008年 03月 16日
2008.3.13 銚子漁港の油汚染カモメ
引き続き油汚染カモメが観察されている。13日はオオセグロカモメ2羽、セグロカモメ1羽、ウミネコ4羽を観察した。

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by ujimichi | 2008-03-16 15:40 |

2008年 02月 23日
2008.2.21 利根川河口の油汚染カモメ
利根川河口(千葉県銚子市、茨城県神栖市)で2008年2月21日、油に汚染されたと思われるカモメ類約20羽が観察されている。

http://seichoudoku.at.webry.info/200802/article_25.html

私の個人的な印象からも、約20羽というのは異常に多いと感じられる数で、最近遠くない場所で何らかの油の流出があったものと推測される。ちなみに私が2月15日に銚子を訪れた際にはそのようなカモメ類は確認していない。
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by ujimichi | 2008-02-23 02:04 |

2008年 01月 24日
この冬の油汚染鳥状況
a0044783_20364110.jpgなんやかんやとあって取り上げる機会を逸してきたが、この冬の銚子漁港では油に汚染されたカモメ類はとりあえず私は今のところはっきりとは確認していない。

2007年12月22日は、[大型カモメ類846羽、ウミネコ798羽、ユリカモメ63羽、カモメ6羽]をカウントしているが、油曝個体は確認していない。2008年1月15日は大型カモメ類500羽前後で、1羽胸部に僅かに何か汚れがついている?ように見えたセグロカモメ第1回冬羽が飛んでいたが、すぐに見失ってしまった。カモメの数、観察に行った回数ともに少ないので何ともいえないが、しばしば複数の油曝個体が見つかった昨冬とは明らかに状況が違うような印象は受けている。

なおカモメ類は毎年全身換羽を行うので、昨冬油曝した個体ももし健康であれば換羽によってわからなくなっているはずだが、その一方で油曝が原因で死亡している可能性も考えられる。

画像は2008.1.15,セグロカモメ。
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by ujimichi | 2008-01-24 20:45 |

2007年 03月 23日
2007.3.22 銚子漁港の油汚染・負傷カモメ類
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オオセグロカモメ 成鳥 油汚染
2月16日の個体と画像を見比べたが、汚染範囲の違いその他から別個体のようだ。

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大型カモメ類 種不明 油汚染
観察条件が悪すぎたことと、汚染があまりにもひどいので種の識別ができなかった。画像では見えないが、腹部もどす黒い油で一面覆われていた。この冬見た中でも最も重度の油曝例。

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ウミネコ 成鳥 油汚染

夕方、かなりカモメ類が減った段階での‘礁前’のカウントで、大型カモメ類は998羽を数えた。これから大まかに類推すると日中の第2・第3漁港のカモメ類は、おおよそ大型カモメ類4000羽、ウミネコ2000羽、ユリカモメ300羽、カモメ200羽程度か。このうち確認した油汚染個体はオオセグロカモメ1、セグロカモメ2、種不明大型カモメ1、ウミネコ1。 


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a0044783_1381488.jpg負傷したウミネコ成鳥 
体の右側面を負傷し出血している個体。明らかに赤い色が体の内部から染み出して腹の方へ薄く広がった様子が伺える。それ以外に暗色に見える箇所もあるが、これはスコープで見ると、羽毛が抜けるか乱れるかして穴が開いたような感じで、油汚染と異なり羽毛の先端寄りに濃い色はなかった。原因は不明だが、この冬ここで何度もウミネコを狩っているハヤブサに襲われた可能性も考えられると思う。
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by ujimichi | 2007-03-23 12:33 |

2007年 03月 16日
2007.3.15 銚子漁港の汚染カモメ
今回は通常見慣れた油汚染とは違うタイプの汚れがついたカモメ類を複数観察した。

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オオセグロカモメ成鳥 
耳羽周辺に真っ黒な汚れがあり、胸~腹にかけても同様の汚れが点々とついている。よく見る油汚染のような褐色味は全くなく、羽毛が束になって縒れたような状態でもないように見える。

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セグロカモメ 成鳥
上のオオセグロカモメと同様の汚れが胸と三列風切先端に見られる。

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セグロカモメ 第2回冬羽 
これは他のカモメ類を撮影した画像にたまたま写っていたもの。その場では気づかなかったので詳しくは観察できていないが、これも同様の汚れのように見える。

上の3例の汚れが何なのかはよくわからないが、印象としては煤か何か?のように見えた。これまで見かけなかったものが同時に複数見つかるということは、近辺で最近何かそうしたものが排出されたような状況があったということだろうか。ちなみに昨年12月に中国で観察したモンゴルカモメ約50羽の中に似たタイプの汚れがついている個体を撮影している。当地では渡し舟から真っ黒な煤のようなものが水面に撒き散らされるのを目撃しているので、そうしたものが付着したのだろうか?

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参考:モンゴルカモメ 2006.12.9 中国・上海 

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ウミネコ 成鳥 こちらは見慣れたタイプの油汚染。はっきりと褐色味があり、羽毛が束になっている。

銚子漁港・“礁前”のカウント結果※
大型カモメ類 563(黒色汚染 3)
ウミネコ    332(油汚染1)
カモメ     45
ユリカモメ   16

※カウント前にハヤブサが襲来したので、それ以前にはこの倍近い数がいたものと思う。
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by ujimichi | 2007-03-16 00:29 |