カテゴリ:ジシギ( 126 )

2014年 05月 09日
昨年のオオジシギ
あまりフィールドに出てないので、昨年の今頃の画像。ディスプレーフライトもせず、高い所に止まるでもなくで、わざわざ繁殖地に行った割には結局中継地と変わらない画像になってしまった。(^^; それにしても昨年秋の関東平野はオオジ幼鳥がやたら少なかったので、大丈夫かいなとちょっと心配。

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オオジシギ Gallinago hardwickii

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by Ujimichi | 2014-05-09 21:07 | ジシギ

2013年 09月 28日
邪魔!
昨年9月の石垣島の画像から。じっと立っていたハリオシギがいきなり伸びをしたので、それっ!とばかりに連写。そして伸びが終わると同時にシロハラクイナが横切った。もしもあとほんの少しタイミングがずれたら悲劇。(笑) まあいかにも沖縄らしい組み合わせではあるけど。

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ハリオシギ と シロハラクイナ
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by Ujimichi | 2013-09-28 21:47 | ジシギ

2013年 09月 15日
チュウジとハリオ
日本国内において、「チュウジシギとハリオシギは特徴のオーバーラップが多く、尾羽の枚数と形状でしか識別できない」と断じてしまう人がいるとすれば、おそらくその方は文献を読むのは得意かもしれないが、実際にはそれほど野外でジシギを観察していない、または十分な観察眼を持っていないのではないかと思わざるを得ない。

とういうのは、冒頭の言い方は多くの場合、香港での調査結果をもとに書かれた文献※からの引用、またはさらにその孫引ではないかと思うが、そもそも香港と日本の大部分では渡来する個体群が異なると思われ、識別の難易度は実際かなり違っている。私は昨年、香港と共通の個体群が渡来している可能性が高い石垣島で5日間ジシギ類を観察したが、チュウジシギとハリオシギの識別は確かにかなり難度が高く、特に限られた条件下では判断に迷う個体がよく見られた。しかしながら本州での事情は大きく異なり、ある程度経験・力量のある観察者が大きさ、プロポーション、模様、換羽状態などを総合して見れば、一目でチュウジシギと判断できるか、そうでなくともハリオシギでないことは確信できる、そして後ほど尾羽を確認してもその通り―というケースが割合からすれば圧倒的多数を占めている。また稀に記録されるハリオシギも、サイズの小ささ、尾の小さい寸詰まり体型、明るい羽色、換羽時期の遅さなどから、同地域の大半のチュウジシギとは随分とかけ離れた外観を呈していることが多い。

もちろん一部には難しい個体もいるのは当然だが、それをもって両種の識別を一般論として「尾羽の枚数と形状でしか識別できない」と決めつけるのはさすがにいくらなんでも乱暴すぎる議論。識別については慎重を期し、無理に結論を急がないことももちろん大事だが、一方で実践的な野外経験に拠らず机上の知識をなぞってものを言うことで、時に野外識別の可能性をいたずらに狭めてしまう危険性があることにも注意が必要と思う。

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チュウジシギ Gallinago megala 2012.9.11 沖縄県
石垣島で撮影したチュウジシギ幼羽(尾羽確認済み)。9月11日にして未だ完全な幼羽で、本州で見る大半のチュウジシギより明らかに換羽が遅く、羽色も明るいために色彩面ではハリオシギに酷似している。体型も本州のものほどハリオシギとの差が極端でない個体が多い傾向があるような印象も受けている。つまりこのような個体群をサンプルとして書かれた文献の内容を、本州での識別にそのまま持ち込むのは適切でない。

※Leader, P.J. & Carey, G.J. 2003. Identification of Pintail. Snipe and Swinhoe's Snipe. Brit. Birds 96(4): 178-198
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by Ujimichi | 2013-09-15 23:43 | ジシギ

2013年 09月 14日
茶髪登場
通い続けた田んぼの畔に、とうとう茶髪のアイツが!!

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続き>>
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by Ujimichi | 2013-09-14 21:51 | ジシギ

2013年 08月 14日
難しい?
画像は一昨年の9月5日撮影のオオジシギとチュウジシギ。どちらも一目瞭然のわかりやすい個体。

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オオジシギ Gallinago hardwickii (上), チュウジシギ Gallinago megala (下)

それにしてもジシギと聞けば条件反射のように難しい難しいと言う人が昔から多いが、私に言わせればその9割以上はジシギそのものではなく単にその人の個人的な力量不足や関心の薄さが原因。特に、全く間違った知識を持って勝手に迷路にはまり込んでいるような人が、他人に向かって「ジシギは難しいのだから慎重にせよ」的な説教をしていたりすると心底辟易する。もちろん鳥類全般の中では難しいグループであることに変わりはないが、本当の意味での難しさを理解した上で難しいと言っている人はほんのごく一部だ。
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by Ujimichi | 2013-08-14 19:43 | ジシギ

2013年 08月 06日
出遅れ
画像は昨年撮影のオオジシギ幼鳥。今年のジシギ観察はすっかり出遅れてしまっているが、それでも9月初めのピーク時には割と時間が取れそうなので、せめてそこでは何とか挽回したいところ。ところで海外や沖縄のチュウジシギ(特に幼鳥)は尾羽に白色部が多い傾向があり、オオジシギに似ることはこれまで何度も書いた通り。しかしもちろんだからといって全く同じパターンなのかというとそうではないので、この辺は年齢も考慮しつつより緻密に見ていくと面白い。

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オオジシギ Gallinago hardwickii
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by Ujimichi | 2013-08-06 22:23 | ジシギ

2013年 07月 23日
Bad News !
昨日やっとジシギ探しに出てみたものの、結局一羽も見つからず終了。昨年の今頃はささっとオオジ2羽を見つけて尾羽も撮れただけにがっかり。しかし、実はそれ以上に凹むことが・・・。田んぼに見慣れない看板が立っているので「なんだこれ?」とよく見たら、開発計画の概要云々という内容。しかも先の話ではなく、今年の稲刈り直後の10月着工で、このフィールドの心臓部といっていい田んぼが約6000㎡近くも潰れてしまうようだ。そもそもここは昔良かった場所が潰れて代替的に通い始めた場所。こうしてよいフィールドはどんどん遠ざかっていく。そしてそれ以上に、田んぼに依存する生き物の未来の厳しさを改めて痛感させられた。

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by Ujimichi | 2013-07-23 16:48 | ジシギ

2013年 05月 21日
警戒態勢
先週のオオジシギ画像から。じっと座っている私の目の前で長時間平気で採餌していたオオジシギが、いきなり地面に伏せて警戒態勢に。「え?俺何か悪いことしたか?」と不安になったが、よく見たらどうやら上空を気にしているようなので、ふと見上げると思い切り頭の真上をノスリが飛んでいて、そういうことかと一安心。他には通行人がすたすたと大股歩きで私の後ろを通った時も、採餌を中断してかなり警戒していた。

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オオジシギ

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ノスリ

ここでちょっと思い出したことを書いておくと、10年ほど前の9月、暑い中何時間も探し回ってやっと数羽のジシギが草むらから顔を出しているのを見つけ、さてここからが勝負!とばかりにそーっと座り込んで観察開始。ところが5分もしないうちに私の真後ろに何やら車が止まる気配が。ドタン!バタン!と大きな音を立てて慌ただしく数人のカメラマンが降りてくる。しかも身を屈めるとか三脚を目立たないように持つとかいった配慮も何もない。これはまずい、と思う間もなく、そこでジシギは驚いて全て空高く飛んで行ってしまった。しかもそこへ追い打ちをかけるように「何かいるんですかぁ~?」と呑気なカメラマンの質問。「あー、今ジシギ見てたんですけどね!」と嫌味を込めて飛び去るジシギの後ろ姿を指さしたところ、「あーあれですか」といかにも興味なさそうに返事をし、なんと一言の礼も詫びもなく、またドタンバタンと慌ただしく車に乗り込んで去って行った・・・。

どうもあの口ぶりから察するにタマシギでも期待していたような雰囲気だったが、こちらは汗だくで探し回った結果がこれなのだから、あの時の情けなさと腹立たしさは未だに忘れることができない。まあ相手は野生の鳥なので、時には「気を付けていても飛ばれてしまう」のはとりあえず誰にでもあるところだし仕方ないかとも思うが、こうしたケースではむしろ「まるで気を付けてさえいない」のが何と言っても大問題。これに類似したことはその後も何度も経験し、最近はなるべくカメラマンのいないフィールドを選ぶことで何とか被害を回避している形だが、色々各地から聞こえてくる話なども総合すると、全体としてはこうした傍迷惑な他力本願の風潮はむしろ年々悪化している印象を受ける。本来は近寄り方などにちょっとした配慮さえできれば、他人を当てにしてもそんなに問題ないことも多いのだが、実際には自力で鳥を探したことのない人ほどそこまで気が回らず、結局なかなかこの手の被害が減ることがないようだ。せめてこうして折を見て経験談を発信することで、少しでも問題点に気付く人が増えるといいのだが。
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by Ujimichi | 2013-05-21 00:18 | ジシギ

2013年 05月 14日
再挑戦
一瞬の後姿だけではどうにも納得がいかなかったので、再度高原へ行ってきた。今回は幸い前ほどの強風はななく、2羽のオオジシギが割と長時間出ていてくれ、1羽はかなり近くで撮影もできたが、もう1羽が地上で時々ぐぜっている程度で、今回も結局ディスプレーフライトはなし・・・。遠くから他個体の声が聞こえてくるということもなかった。過去の撮影データを見ると、他所の高原では同時期の同時間帯でも普通にディスプレーフライトは行われていたし、その時の気象データを検索しても風もある程度は吹いていたようなので、この違いが何によるものかちょっと不思議。加えて繁殖地のオオジシギというと、木や柵や電柱に止まっているのを簡単に見つけられそうなイメージがあるが、ここは適当な止まり場自体があまりないし、渡りの時に平地で探すのに近い感覚になってしまうことが多いようだ。まあそれでも涼しいところでじっくり見られたのでとりあえずよかったかなと。

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オオジシギ Gallinago hardwickii

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オオジシギ Gallinago hardwickii
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by Ujimichi | 2013-05-14 14:38 | ジシギ

2013年 05月 10日
ダマされません
引き続き7日の高原の画像から。現地に到着してほどなく、「ズビーズビー」というあのしわがれ声がどこからか響く。「おお、やっぱりいるぞ!」とばかりに早速機材を準備。地上で鳴いたのは確かなようだが、見回しても姿が見えない。そこで周囲に注意しながら少しづつ前進する・・・。するとふと視線の先に少し開けた水面が見え、双眼鏡を向けると、何やらジシギらしいシルエットが!声を聞いた位置からいくらも離れていないので、さっき鳴いたのはこいつだったのかな?とスコープで覗いてみてがっくり・・・。タ、タシギじゃん^^; まあ考えればまだ五月上旬だし、環境的にもいて全くおかしくないわけだ。

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タシギGallinago gallinago

それにしてもこれと全く同じ状況に置かれて、現場で尾羽や次列風切を見ずにはっきりタシギと認識できる人が日本の全鳥見人・鳥撮り人の何%くらいいるのか、ちょっとだけ興味深いところ。ちなみにもちろんまさか鳴いたのはこのタシギではなく、後ほど草むらで一瞬だけ見ることができたオオジシギの方。
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by Ujimichi | 2013-05-10 15:51 | ジシギ