カテゴリ:シギチ( 92 )

2012年 07月 10日
山で鳧
そろそろ平野へ降りてくるオオジシギというのは、実は途中でどこかの山の田んぼに立ち寄ってないの?―という素朴な疑問から、ものは試しとばかりに標高500mくらいの田んぼをうろうろしてきた。

a0044783_22313393.jpgで、結果は見事惨敗・・・。全然いておかしくない雰囲気のところが結構あったので頑張って探したのだが、いても運悪く見逃したか、時期的なタイミングが悪かったか、はたまたそんなところはやっぱり利用していないのか??

そして代わりにいたのがなぜかケリ。最初1羽見つけて、へぇこんな高いところにもケリっているのか、と思いながら道を挟んで反対側の田んぼを覗いたら、棚田の畔上にあっちにもこっちにもいてびっくり。結局数羽の幼鳥も含む10羽ほどの群だった。

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ケリ Vanellus cinereus
成鳥夏羽後期。 上面は激しく摩耗している。

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成鳥は初列風切を換羽中。この個体はP10からP7まで4枚が旧羽。

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幼鳥 
既にかなり摩耗が進んでいる。虹彩は暗色。
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by Ujimichi | 2012-07-10 22:49 | シギチ

2012年 06月 17日
1S候補
またも先月の画像になってしまうが、キョウジョシギ第一回夏羽かと思われた個体。残念ながら人が歩いてきてすぐに飛んでしまった。羽色はほぼ冬羽といってよく、夏羽ばかりの群の中ではかなり異質に見えた。大雨覆に一部激しい摩耗が見られるので、一見ここが幼羽かとも思いたくなるが、しかしながら周囲の羽と見比べると摩耗度合は意外に連続的で、実は幼羽ではなく単に冬羽が摩耗しているだけのようにも見える。また右の雄夏羽個体を見てもわかるように、雨覆の摩耗・褪色は幼羽に限らず見られるため、何度も書いているように、「摩耗・褪色している=幼羽」と即断することについてはしばしば疑問を感じる。もちろんこの個体の場合は周囲の夏羽個体との状態の落差からしても、普通に考えれば第一回夏羽の可能性が高そうな印象は受けたが、ただやはりこのように明確に幼羽が確認できなかった事例については、例外的な換羽遅れの成鳥の可能性をどう考えるかなど、厳密にいうとまだまだ熟慮の余地はあるようにも思う。

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キョウジョシギ Arenaria interpres

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キョウジョシギ Arenaria interpres

ところで関係ないが、前エントリの個体はもちろん単なるミユビシギ。たまたま嘴に泥がついて若干プチヘラ風?に写っていて面白かったので掲載した。
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by Ujimichi | 2012-06-17 23:02 | シギチ

2012年 06月 14日
無題
引き続き5月14日の画像から一枚。

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by Ujimichi | 2012-06-14 20:24 | シギチ

2012年 06月 11日
転石
ネタがないので5月14日の画像からキョウジョシギ。上下は別個体。どちらも雨覆の赤褐色の羽は色・パターンから明らかに夏羽だが、同日撮影の両個体間でも摩耗度合に大きな差があることがわかる。上の個体は冬羽が残っていることからすると下より換羽の遅い個体で、そのために摩耗が進んでいない可能性が考えられる。これに対し下の個体は早期に夏羽に換羽したために生えてからより時間が経過していて、結果として摩耗が進んでいる可能性が考えられる。またあるいは健康状態や日常行動、何らかの外的要因等により摩耗度合に差が出る可能性も考えられる。上の個体の冬羽部分より下の個体の夏羽部分の方がむしろ摩耗が激しい点もちょっと面白い。この場合はキョウジョシギだから擦れていても羽色から夏羽と判断できるが、これがもし夏・冬・幼の羽色の差の乏しい種(例えばキアシシギやチュウシャクシギなど)であれば擦れた羽=幼羽と誤って判断されてしまう可能性は高い。

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キョウジョシギ Arenaria interpres

前にハマシギの件でも触れたが、春のシギチに関して、「摩耗した羽は幼羽、だからその個体は第1回夏羽」と割と簡単に決めてしまう風潮があるのは以前から少々気になっているところ。換羽の時系列から考えると、主にこの論法が有効なのは1個体に冬羽と同時にさらに明確に擦れた羽(=幼羽)がある場合だと思うが、実際は幼羽だろうが冬羽だろうが夏羽だろうが、それが「羽」である以上、換羽から一定の時間が経過すれば摩耗は起こること、またその進み方にもかなりの個体差があることは念頭に置く必要がある。基本的に秋の幼羽と成鳥は明確に識別できるが、時期が進み成鳥に近づくにつれて判断が難しくなるのは考えれば当たり前のこと。年齢識別についてはもちろん常にチャレンジ精神は持ちつつも、一方であまり無理をしないのも大事なことだろうと思う。
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by Ujimichi | 2012-06-11 08:12 | シギチ

2012年 05月 25日
激近三指別個体
こちらはリングなし。

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ミユビシギ Calidris alba

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by Ujimichi | 2012-05-25 19:57 | シギチ

2012年 05月 24日
回答
前エントリの足環付きミユビシギだが、山階に問い合わせたところ早速下記の通りの回答を頂いた。

足環番号 3E-14308
種   名 ミユビシギ
性   別 不明
年   齢 成鳥
放鳥日   2010年4月18日
放鳥場所 千葉県船橋市潮見町船橋海浜公園・三番瀬

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ミユビシギ Calidris alba  [3E-14308]

今回の観察地と標識地が思い切り同じ場所なのでさすがにちょっとズッコケてしまったが(^^;)、それでも同じ個体が2年の間を置いて同じ場所に渡来していることがわかっただけでもそれはそれで意味はあったかなというところ。
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by Ujimichi | 2012-05-24 17:41 | シギチ

2012年 05月 23日
環付三指
14日撮影のリング付きミユビシギ。不覚にもその場ではリングに気付かず。画像から読めたナンバーは[KANKYOCHO TOKYO JAPAN ?E14308]。ちなみに撮ったのはデジスコではなく500㎜手持ち。なので手を伸ばせば届きそうな近さ。こういうことは時々経験するが、一度人に捕まった経験はさっさと忘れてしまうのか?はたまたそんなことより餌を採る方が遥かに重大な関心事なのか?それはさておき距離さえ近ければチョコマカ動き回るこの手のシギチに一眼手持ちは結構使える。

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ミユビシギ Calidris alba
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by Ujimichi | 2012-05-23 21:00 | シギチ

2012年 05月 21日
オオソリハシシギ
14日の画像からオオソリハシシギ。オオソリハシシギは♀夏羽の羽色がかなり曖昧で変化が多いことも第1回夏羽を探す際のネックになっている。ただこの個体に関してはサイズとjizzからは♂のように見え、それでいて赤味が全くないこと、三列風切などに幼羽らしき羽が見えることから、♂第1回夏羽の有力候補かと思われたが、残念がらこの後他の個体が前に折り重なって隠れてしまい、仕方なく他の個体を見ているうちに群れごと飛んで行方不明になってしまった。

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オオソリハシシギ Limosa lapponica

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オオソリハシシギ Limosa lapponica
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by Ujimichi | 2012-05-21 22:32 | シギチ

2012年 05月 19日
ダイゼン頑張る
すぐ目の前をうろうろしていたダイゼンの動きが急に止まったと思ったら、“綱引き中”だった。ダイゼンが頑張って数センチ引っ張ると相手もグググッと数センチ引き戻す。この状態で実に数分間に渡って一進一退の攻防。そして徐々にダイゼン優勢に傾き始め、ついには相手が降参したようでズルズルっと一気に引き出された。その獲物の予想外の長さにちょっとびっくり。

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ダイゼン

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ダイゼン
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by Ujimichi | 2012-05-19 05:54 | シギチ

2012年 05月 17日
派手
引き続き14日の画像から。この日見たハマシギの中でも随分上面の赤味が強く派手だった個体。肩羽の灰白色の羽縁はごく少ない。アラスカ北部の亜種arcticolaの特徴に合致しているようだが、個体差等考えると実際どの程度識別が可能なのかは私は今のところよく知らない。

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ハマシギ Calidris alpina

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ハマシギ Calidris alpina
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by Ujimichi | 2012-05-17 20:11 | シギチ