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2006年 11月 30日
2006.11.29 銚子漁港の汚染カモメ
カモメ類はかなり少なかった。カウント数は以下の通り。オオセグロカモメはこんなに少ないはずはないのだが、カウントしたのが主に午前中ということで少なくなっている。

セグロカモメ※ 994 (油汚染1)
オオセグロカモメ 31
シロカモメ 2
ワシカモメ 1
カナダカモメ 1
アメリカセグロカモメ 1
ウミネコ 293 (油汚染1)
カモメ 5
ユリカモメ 280

‘taimyrensis’及びモンゴルカモメの可能性のある個体含む

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油に汚染されたウミネコ

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上と同一個体

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油に汚染されたセグロカモメ

はっきりと確認できた汚染鳥は上の2個体。ただ、seichoudokuさんのブログの26日の記事によると、セグロカモメ6羽、ウミネコ2羽の汚染が観察されている。しかも画像を見るとウミネコ2羽は今日の個体とは別個体のようだ。銚子漁港はその日の天候や漁の状態により、港に入るカモメ類の数も大きく変動するし個体の入れ替わりも激しい。以上のことから考えると、通常一日に観察される汚染鳥は、実際にこの近辺に存在する汚染鳥のうちの一部にすぎない場合が多いのではないかと思う。
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by ujimichi | 2006-11-30 06:15 |

2006年 11月 28日
油汚染と血痕の区別について
先日22日に書いた、油汚染と‘かさぶた’(血痕)の区別の問題だが、アドバイザーとしての責任も少しはあると思うので、改めて現在の私見を書き留めておく。

まず、私は出血しているカモメを見た経験自体かなり少ないのだが、以前撮ったもので少しは参考になりそうな画像を発掘してきたので並べてみる。

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ウミネコを食べるハヤブサ 2005.2.5 銚子漁港
これは仕留めたばかりのウミネコをハヤブサが食べているところ。ウミネコの頸のあたりには血がついているが、新鮮な状態ということもあって鮮やかな赤色を呈しており、油汚染とは全く似ていない。

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オオセグロカモメの死骸をつつくノスリ 2006.2.11 銚子漁港
こちらは死後かなりの時間が経過して干からびているらしい死骸をノスリがつついているところ。あまり食べるところはなかったようで、ノスリはこの後死骸を放置して飛び去った。体の内部が見えているので、厳密には羽毛についた血痕とか‘かさぶた’とはまた少し違うが、それなりに参考にはなるのではと思う。新鮮な状態に比べてだいぶ色褪せているもののやはり赤みが残っている。

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油に汚染されたウミネコ 2006.11.1 銚子漁港
こちらは油汚染。右の画像を見ると羽毛の付け根が白いのがわかる。これにより、出血のように体内から出てきた色ではなく、外部から付着した色だという推測ができるかと思う。薄く延びたところは褐色だが、濃くついているところは黒々としている。過去に見た油汚染鳥も基本的に同様の色で、特に大きなバリエーションはなかったように記憶している。(ただし薄く色づいている部分に関しては鉄鉱石の色をいくらか含んでいる可能性も否定はできないように思う。)

a0044783_6163499.jpg私は血痕に関しては観察経験が不足しているので認識が正確でない部分があるかもしれないが、基本的に油汚染の色は褐色~黒色系、血痕の場合は赤~赤紫系の色で(絵を描く人には油汚染がアンバー系、血痕はマゼンタやクリムソン系の色と言ったらわかりやすいかなと思う。)、血液が古くなって赤の彩度が下がった場合でも、依然油とは色相に幾分違いがあって、多くの場合普通に見て区別はつくのではないか?という印象を持っている。

<<左の画像は血痕と油の色に関する現在の私のイメージを絵の具で簡単に再現したもの。これがベストかどうかはわからないが、おおよそこういった違いがあるように感じている。


‘かさぶた’と表記された某書籍のウミネコは、同ページの油汚染として掲載されている他のウミネコと比べても、汚染部分の色も質感も同様に見え、単に汚染範囲が異なるだけのように見える。多くの人が指摘している通り、やはりこれは油汚染と見て間違いないと私も思うし、少なくとも‘かさぶた’と断言する根拠は何もないように思う。
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by ujimichi | 2006-11-28 06:52 |

2006年 11月 26日
ミミズつかい?
a0044783_18282562.jpg芝生に舞い降りたカケスが暴れるミミズと格闘していてちょっと面白かった。相変わらず時折ウソの口笛がこだましていて、今期初見のマヒワも数羽飛んでいたし、近所をひとまわりするだけで30種ほどの鳥を確認することができた。
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by ujimichi | 2006-11-26 18:40 | 近所

2006年 11月 23日
当り?
確かに今年は冬の小鳥は当たりのようだ。ツグミの小群もよく飛んでいるし、カケスはやたら多い。昨日はヒガラが何羽もいておお~と思った矢先にウソが2羽降りてきてびっくりしたのだが、さらに今日はウソは10羽ほどの群れが飛んでいたし、ルリビタキもクロジもいた。何しろ昨冬はびっくりするほど何もいなかったので、まあ随分極端だなあという気がする。

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カケス、ウソ、エナガ、クロジ
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by ujimichi | 2006-11-23 23:46 | 近所

2006年 11月 22日
かさぶた?
前から懸念していたことなのだが、カモメ類の油汚染に関してやはり混乱されている方もおられるようなので一応書いておく。

ある書籍の中で、喉の周辺に油汚染と見られる黒褐色の汚れが付着したウミネコの写真が掲載されており、それがなぜか油汚染ではなく「かさぶた」だと解説されている。

ご存知の方も多いと思うが、この書籍に関しては昨年担当編集者から依頼があり、私はアドバイザーとして関わっている。まえがきにも書いたとおり、指摘しなければならない点があまりにも多くて大変な作業だったが、そのウミネコの写真と解説に関しても、「これは油汚染ではないのだろうか?」と、校閲作業中にかなり疑問に感じた記憶がある。ただその時は、「著者が“かさぶた”だと言い切っているからには、もしかして現場で見てそれだけの根拠が何かあったのだろうか?」とも思ったし、私自身もその時点では油汚染問題に対する認識が甘かったこともあり、結局問題点として指摘するには至らずそのままなってしまった。今思えばこの点についてアドバイザーとして力が及ばなかったことに関しては、一般読者に対し申し訳ない限りだ。

その後、この件に関しては油汚染問題に大変詳しい何人もの方のご意見に接する機会があったが、やはり一様に「“かさぶた”ではなく油汚染ではないか」「油汚染でないものとして掲載するのは問題がある」といったご意見だった。また、仮に羽毛に血液が付着・凝固していた場合でも、それを“かさぶた”と呼ぶのが果たして妥当なのかという問題もある。

なお、私の個人的感触だが、油汚染に比べると、出血中もしくは出血痕のあるカモメ類を野外で見る機会というのは通常なかなかないように思う。
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by ujimichi | 2006-11-22 07:40 |

2006年 11月 20日
昔のスケッチ
ちょっとしたきっかけ(?)で懐かしくなって昔のスケッチを見ていたら、今となっては結構貴重なものが出てきたのでちょっと載せておく。記憶があやふやなので計算したら、中1(13才)の時のスケッチということのようだ。

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1985年2月10日 銚子漁港 チシマシギ

当時チシマシギは小群が毎年銚子に渡来していたのだが、調べてみるとこの翌年を最後に見られなくなったようだ。この時はわざわざ渡し舟で千人塚前の防波堤に渡してもらって観察したが、鳥が撮れるようなカメラは持っていなかったので当然写真はない。思えばこの頃からの約20年の間に、撮影機材も通信手段も、それこそもう信じられないほどに進化した。ただ、悲しいかな肝心の鳥自体が随分減っちゃったよなあ、と思う。セイタカシギとかミヤコドリとかカワセミとか、逆に当時より増えた鳥ももちろんいることはいるのだが。
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by ujimichi | 2006-11-20 17:43 |

2006年 11月 19日
アタマノカタチ
このところ更新さぼりがちだが、タイムリーなネタ?ということで簡単な比較図を描いてみた。

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A:ホシハジロ・休息  B:ホシハジロ・採餌 
C:オオホシハジロ・休息  D:オオホシハジロ・採餌


つまりこのうちBの状態のホシハジロがオオホシハジロと誤認される例が昔からとても多いのだが、いざ本物のオオホシハジロを見るとやはり全然別物だということが解る。昔初めて見た時は、予想以上の頸の長さと嘴の形状から、思わずサカツラガンとかナキハクチョウを連想してしまった。
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by ujimichi | 2006-11-19 00:01 | カモ

2006年 11月 13日
2006.11.13 銚子漁港
銚子へ行ってきたが、カモメ類はずいぶん少なかった・・・。群れは「礁」前と第2漁港の製氷工場前の主に2箇所。第三漁港とその先にはほぼ何もいなかった。

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ミツユビカモメ


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9時~10時ごろのカウント結果
セグロカモメ 313羽 ('taimyrensis'など含む)
オオセグロカモメ 25羽, 
ウミネコ 186羽, 
カモメ 1羽,第一回冬羽
ユリカモメ 176羽. 
ミツユビカモメ 1羽,成鳥

うち汚染鳥は、 ウミネコ成鳥1羽 (後頭部に軽度の油汚染。すぐ見失い撮影できず。)と、 アオサギ1羽 (頸に黒っぽい汚れ)。


港内に入っているカモメ類自体少ないのでわかりにくい面もあるが、とりあえず今日見た範囲では、汚染は前回と比べて際立って事態が悪化しているといった様子はなさそう。ちなみに上記のカウント結果は端数まで出してはいるが、もちろんこれはあくまで一通り防波堤を流してカウントしたときにカウンターが示した数字。常に個体が出入りしているし飛んでいるものもいるので、実際の数はもう少し多い。特にオオセグロカモメは午後にはこの倍以上に増えていたかも。
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by ujimichi | 2006-11-13 23:37 |

2006年 11月 06日
ビンズイ
昨日近所にビンズイが来ていたので、雰囲気だけでも簡単に描きとめとこうと思って始めたのだがあんまり調子が出ず、なんだか結構時間がかかってしまった。昨冬は近所の冬鳥は恐ろしく少なかったが、この冬は今のところそういう感じではなさそう。

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by ujimichi | 2006-11-06 23:45 |

2006年 11月 04日
漢字とかな
a0044783_20125132.jpg先日ある原稿を書き上げて送ってあったのだが、編集部校正でだいぶ手が入って返ってきた。スペースの都合等で文字数がかなり削られているのはまあ仕方ないとして、漢字で書いたところが随分と平仮名に直されているのはちょっと驚きだった。例を挙げると、「大変」「全て」「言える」「~頃」「共に」「捉えた」「既に」といった極めてありふれた日本語が、「たいへん」「すべて」「いえる」「~ころ」「ともに」「とらえた」「すでに」と、ことごとく平仮名に書き換えられている。最近はこういった単語は平仮名で書くものなのだろうか。まあとはいえ私個人はこれらの単語の表記に関しては格別拘りがあるわけでもないし、それなりに編集方針もあることだろうから、これらの点に関してはこの校正のままで了承するつもりだ。特にこの中でも、「既に」あたりはまあ確かに現在漢字では書かない人が多いかなとも思う。

ただそれはともかくとしても、たかだか三十何年生きてきても、近年やたらと日本語の表記から漢字が減らされていく傾向というのはどうなんだろう?と思うことは確かにある。私はこうした問題を普段さほど意識しているわけではないし、大した考えを持っているわけではないので別にいいのだが、にしても例えば「迂回」「拉致」「彗星」「凹面」「皮膚科」なとどいった単語を、それぞれ「う回」「ら致」「すい星」「おう面」「皮フ科」などと書く、いわゆる「まぜ書き」というやつは、たまにならいいがあんまりにも頻繁に見かけると、さすがにどうも馬鹿にされているような気分になることもある。漢字というのは一字だけで意味がわかってしまうという大きな魅力があるのであり、漢字を少なくしてそれで読みやすくなるのならいいが、かえって何のことやらわかりにくくなる場合もある。ちなみに、「母は歯は丈夫だ」を平仮名で書くとわけがわからん、というのは確か昔教科書にも出ていたし、試しにググると沢山ヒットするのでどうやら随分と有名な話のようだ。
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by ujimichi | 2006-11-04 20:34 | いろいろ