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2008年 05月 30日
深山川
先日アオサナエの場所で撮ったミヤマカワトンボをもう1枚。

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by ujimichi | 2008-05-30 18:08 | トンボ

2008年 05月 28日
「ホイグリン系」と'taimyrensis'
a0044783_14433819.jpgカモメは全くシーズンオフだが、「ホイグリン系」という言葉を元々使い始めた経緯等について、ちょっと上手く伝わっていないところもあると思うので少し書いておこうと思う。以下ちょっとややこしい話になってしまうが興味のある方はどうぞ。

まず、私などがホイグリン系という言葉を使い始めたのは、実は元々は‘taimyrensis’=ホイグリン系という意識ではなかった。むしろ90年代に主流(?)だったようにtaimyrensisをホイグリンカモメの亜種とした場合を視野に入れると、それとさらにセグロカモメとの中間的な個体(雑種)、及びそのどちらなのか判断しかねる様々な個体を暫定的に総称する必要性に迫られてのことだった。つまりその場合、亜種名として使われている「taimyrensis 」は重複してしまうので必然的に避ける形になったわけだ。

実際フィールドではその手の個体を見かける機会は多いし、「足の黄色いこのカモメは何ですか?」といった質問を受ける度に毎回長々と説明していたらきりがない。また、「足の黄色いセグロでしょうか?」と聞かれることもあるが、やはり単に足が黄色いだけでなく他にもホイグリン的な特徴・傾向を大なり小なり持っている場合が多い。そこで、「純粋なセグロでもモンゴルでもないし、といって『ホイグリンカモメ(亜種taimyrensis)』と言っていいのかもわらないけれど、とにかく少なくともホイグリンカモメに関係のある個体ですよ」という意味のことを簡単に一言で表すために、「ホイグリン系」という呼び方を自然とするようになった。

a0044783_065838.jpgしかし近年(2000年代)は、Yésou(2002)やOlsen(2003)のようにtaimyrensisを亜種とせず、その代わり‘taimyrensis' という表記を結局「ホイグリン系」とほぼ同じような意味で使うことが普通になっている。この流れに従うならば、現在では「ホイグリン系」は'taimyrensis' という呼び方にそのまんま置き換えてほぼ差し支えないと思う。ただ、私は学名そのままというのも固い感じがしてどうなんだろう?という思いも若干あって、最近でも一般に通りのいい「ホイグリン系」という言葉をしばしば使っている。しかしその場合でも俗称的な曖昧さを回避するためにも同時に‘taimyrensis' もなるべく併記するようにしている。
▲大まかな流れのイメージを書いてみた。書いた後で気づいたがそれぞれの実際の分布面積や個体数は全く反映していないのでその点は誤解なきよう・・・(ちなみに銚子で越冬するのは圧倒的多数がセグロカモメLarus vegae)。楕円をわざと重ねてあるのは連続的で線引きが難しいことを示したもの。

ところで、「系」という言葉は、「消化器系」「生態系」「南方系」「寒色系」「サラブレッド系」、果ては「アキバ系」だの「癒し系」だのに至るまで、似たものやつながりのあるものを大凡まとめて呼ぶ際に極めて幅広く使われる平易な日本語なので、その意味で使う分には「ホイグリン系」という使い方も私は特に日本語として問題ないと思う。ただとはいってもあくまで冒頭に書いたような経緯から便宜上使い始めた言葉なので、あまりにも当たり前のようにホイ系ホイ系とあちこちで使われ始めた時には、正直なところちょっとどうしたもんかな・・・という思いも確かにあった。

また(植物)分類学には「種」の上に「系」という階級が元々あるので、分類学に関心の強い方の中には、亜種よりも下のランクである‘taimyrensisis’を“ホイグリン系”と呼ぶことに違和感があるという意見もあるようだ。私はこの場合の「系」自体に普段触れる機会がほとんどないので、この視点は正直ちょっと思いつかなかった。植物観察を趣味とする人でも「科」や「属」に比べて「系」を意識する機会は極めて少ないのではと思うし、通常カモメを観察している人がその「系」と「ホイグリン系」の「系」を混同するともあまり思えないのだが、確かに使用する場によっては誤解される可能性もないとは言えず、言われればなるほどそれも一理あるかとは思う。また、セグロとホイグリンの中間であるものを「ホイグリン系」と呼ぶのは、セグロ(日本)側からものを見ているニュアンスがあり、少々客観性を欠く呼び方のような気もしないでもない。

そんなわけで、親しみやすさという点では「ホイグリン系」も捨てがたい気もするのだが、taimyrensisを亜種としない近年の流れからも、「ホイグリン系」を殊更使わなければならない必然性も薄れている感があるので、特に正確を期す必要がある場合等にはなるべく'taimyrensis'と呼んだほうが現在は適当かもしれないと思っている。

ちなみにカモメに関わっていると、こういったややこしい呼び方や区切り方の問題についても避けて通れない面があるので私もたまに触れることがあるが、とはいえ私自身はあくまで主にそれぞれのフォームの個性の強さと同時に多様性や連続性、といったものを眺めることそのものが面白くて観察しているので、分類に関して言えば極端な話大型カモメ類が一種だろうと何十種だろうと実は個人的にはさほどの拘りがあるわけではない。

※ちょっと現在他の用事も多く余裕がないので、この手の込み入った話についてはコメントは一応OFFにさせて頂きます。Sさんのブログでのご指摘は大変参考になりました。m(__)m
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by ujimichi | 2008-05-28 02:40 | カモメ

2008年 05月 27日
小山飛ぶ
午前中だけ少しフィールドを歩いたらコヤマトンボが飛んでいた。状況的にAFでは無理そうなので、MFで撮ったら思ったより撮れていた。それなりに速いけれど飛び方が比較的安定しているので、その点はクロスジギンヤンマよりはマシかも。

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コヤマトンボ♂
通りがかった子供らからは早速「オニヤンマだぁ!」の声。そういえば私も子供の頃昆虫図鑑を開いたら、オニヤンマみたいな違うような大小様々なトンボがだーっと並んでいて「えぇ・・・どれがオニヤンマだよ・・・?」と思った記憶がある。でもよーく見るとやっぱりオニヤンマが一番オニヤンマ(なんじゃそりゃ)なんだよね。

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クロスジギンヤンマ♀ 産卵

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クロスジギンヤンマ♂
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by ujimichi | 2008-05-27 15:02 | トンボ

2008年 05月 26日
ハクセキレイ
先日撮影の画像からハクセキレイの巣立ち雛。通行人の足元をちょろちょろしていて可愛かった。

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空を見上げて物思いに耽っている?とかなんとか勝手に擬人化して見ようと思えばそうも見える表情だけれど、実際は頭上に親鳥が来たので見上げているだけのこと。2分後にはこんなエサクレ騒ぎ(笑)↓になっていた。

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by ujimichi | 2008-05-26 17:33 | いろいろ

2008年 05月 23日
青早苗
一昨年の晩夏だったかタカネトンボを探しに行ったときに、いかにもアオサナエいそうだなあ~と思ったポイントが途中にあったのを思い出したので行ってみたらやっぱりいた。1km弱の区間で♂を4個体くらい確認したが、結構落ち着きがなかったり遠かったりで難しい。この時期ビーチサンダルで川に入ってサナエを撮るのは気持ちよすぎるので今回もそうしたが、午前中は少々水が冷たすぎて痛いくらいだった。

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アオサナエ

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アオサナエ

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ダビドサナエ

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ミヤマカワトンボ
アオサナエ以外は割と普通な感じなので、とりあえず近くで延々飛んでいたミヤマカワトンボのトビモノに挑戦。一見わりとゆっくりにも見えるのだが、ひらひらふらふらしていてこれはこれで結構難しい。小一時間ファインダーで追っていたらさすがに船酔い的に気持ち悪くなってしまった。

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ミヤマカワトンボ
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by ujimichi | 2008-05-23 23:19 | トンボ

2008年 05月 22日
すぷらっしゅ
2時間ほど散歩したら予想以上に暑かった。ホトトギスとキビタキが鳴いていた。池にカワセミが1羽。なんか飛び込みそうな顔(?)をしてたので構えてたら1分後くらいにやっぱりやった。川にキアシシギが1羽。

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キアシシギ

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カワセミ
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by ujimichi | 2008-05-22 14:00 | 近所

2008年 05月 20日
基礎を見直そう
前にも似たようなことは書いた気がするが、改めて書いておきたい。

近年は書籍・Web含めて鳥に関する情報量は昔とは全く比較にならないほど豊富になった。したがって、ジシギやカモメなどの識別の難しいグループや、昔ならほとんどスルーされていたような極めて微妙な年齢や亜種の識別など、より突っ込んだ部分に興味をもたれる方が多くなっている。それ自体はよいことなのかもしれないし、私もそうした情報を発信している側でもあるわけだけど、ただ、どうにも気になるのは、それよりはるかに基本的な普通種の識別がままならないうちに、こうしたマニアックな部分にどんどん突き進んでいく方が大変目立つことだ。

例えば私の感覚では、チュウサギとダイサギ、ウミネコとカモメ、ムナグロとダイゼン、シロチドリとメダイチドリ、イソシギとクサシギ、ホオジロとカシラダカ、ハシブトガラスとハシボソガラスといった基本的な種の識別でしょっちゅう迷っているようでは、大型カモメ類やジシギ類の識別、或いは他の鳥の第○回○羽がどうのといった細かいところに首を突っ込むこと自体にだいぶ無理があると思わざるを得ない。これらは簡単だよと思う人でも、例えばイソシギとクサシギにしても胸側の白い食い込みが見えない角度でもちゃんと見分けられるだろうか?ウミネコとカモメも幼羽~成鳥まで全ての年齢で一発で両種を見分ける自信があるだろうか?この他、ツミとハイタカ、スズガモとコスズガモ、トウネンとヨーロッパトウネン、クロハラアジサシ類3種なども、上に挙げた各種よりは難度が上がるかもしれないが、それでも大型カモメやジシギに凝る以前にそこそこ自信を持って見分けられるようになっていてほしいと思うグループだ。

もちろんもともと感覚の優れた人は、いきなり難しい分野から入ってもほとんど問題ないケースもあるから一概には言えないと思うし、私も含め誰だって簡単なものをうっかり間違えるということもたまにはあるだろう。それ以前に趣味である以上、どう楽しもうが、どんなに間違いを繰り返そうがそれも自由ではあると思う。私も「こうあるべきだ」的に人の趣味を型にはめようとするような言い方は好きではないししたくない。ただ、あまりにも基本的な部分が疎かなままマニアックな部分に深入りすると、間違った情報を振り撒いて人を混乱させたり、時には間違ったことを教えながら初心者に説教をしたり、といったちょっと見るに堪えないことになっている場合も実際に多々あると思う。ちなみにこれは今や似たようなことは方々で普通に見かけるようになっている、ということであって、何も特定の人や出来事を指しているわけではないのでこの辺は誤解しないでほしい。

私自身もマニアックな部分への関心を煽ってしまっている面は多々あると思うので、実を言うとこの辺に関してはなんとも複雑な心境なのだが、ともかくあまり皆が皆無理に背伸びをして難しい分野ばかりに注目するのではなく、それ以前の土台作りという意味でも、今一度ごく普通の鳥の普通の識別から落ち着いて見直してみてほしいと思う。
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by ujimichi | 2008-05-20 12:19 | いろいろ

2008年 05月 19日
醤油屋さん
昨日の画像から。時期と天気がちょうどよかったのか、結構あちこちで見られた。

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ヤマサナエ
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by ujimichi | 2008-05-19 16:00 | トンボ

2008年 05月 18日
ホトトギスホトトギス
ちょっと電車に乗って里山へ。もうホトトギスが複数でよく鳴いていた。遠かったり逆光だったりでイマイチだが今日撮った画像を3点。

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by ujimichi | 2008-05-18 23:40 | いろいろ

2008年 05月 16日
トラフを見てきた
一時期世間で盛り上がっていた例のトラフは行こうと思えばほんの小一時間で行けたのだが、あまりに騒がしそうなので結局行かなかった。

というわけで(?)昨日はわざわざ数時間かけて田舎の沼地へトラフを見に行ってきた。初めて訪れてから6年も経ってしまっているので大丈夫かいなと思っていたのだが、見た感じでは特に環境も変わっていないし、トラフもしっかり健在であちこちで飛び回っていた。交尾はさすがに無理だったが、今回は思いがけず卵を抱いている♀も撮ることができた。ちなみに現地で見かけた人間は釣り人2人と近隣住民らしき数人くらいでまあ静かなものだった。

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トラフトンボ♂

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トラフトンボ♂

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トラフトンボ♂

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トラフトンボ♂

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トラフトンボ♀
卵塊を蓄えて飛び回る♀。♂を待っていたらいきなり目の前に現れてホバったので慌てて撮った。一瞬で遠ざかったのでまともに撮れたのはこの1カットのみだが、♂のトビモノだけ撮れれば十分と思ってたのでこれは結構嬉しい。

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アオヤンマ
これもトラフ待ちの間に飛んできた。「お~アオヤン~」と思った瞬間にその辺の草地にストンと落ちたので、飛ばさないようにそぉーっと寄っていったらあっさり見つかった。葦に化けたヤンマというかむしろヤンマに化けた葦みたいな(なんじゃそりゃ)、独特の魅力のある種だと思う。
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by ujimichi | 2008-05-16 12:31 | トンボ