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2008年 08月 31日
ゴマダラチョウ
今日の近所。近年人為移入のアカボシゴマダラが爆発的に増えてしまい、在来のゴマダラチョウは大丈夫かいなと心配していたが、一応今日は複数見かけたのでいなくなってはいないようだ。何とか共存できているのだろうか・・・。

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ゴマダラチョウ
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by ujimichi | 2008-08-31 15:55 | 近所

2008年 08月 29日
比較Ⅱ
また比較画像。上がオオジシギ、下がチュウジシギ。今回は両方成鳥。前回も書いたとおり、あくまで一個体づつの比較なのでもちろんこれが全てではない。両者の差がこれより小さくなることもあれば大きくなることもありうる。しかしいずれにしても一般的に見られる傾向はよく現れている。

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by ujimichi | 2008-08-29 15:12 | ジシギ

2008年 08月 28日
左右同一個体
かなり稲被りだが昨日の画像からチュウジシギ。左右同一個体で、右は体の羽毛を膨らませたところ。頭と体のバランスというのはジシギを見る時に注意して見ている点の一つだが、同一個体でもこれだけ見え方が変わってしまう。ただ、「だからわからない」のではなく、同じ条件で比べれば種ごとの傾向はやはりあると思うので、状況によって「変わる要素」と「変わらない要素」をなるべく整理して見るように心がけている。

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チュウジシギ
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by ujimichi | 2008-08-28 22:08 | ジシギ

2008年 08月 27日
快晴
やっとチュウジを見てきた。散々探し回ってもまともに見られたのはこれ1羽だけなので、ごくわずかしか入っていない模様。曇/雨の予報だったのに朝から快晴。携帯の予報もいつの間にか晴れ/曇りマークに変わっていた。これじゃ予報じゃなくて結果報告じゃないか。(笑)

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チュウジシギ
よくあることだが、畦に沿って明らかに近づきつつあったのでじっと待っていたら、そういう時に限って何かいるのかとカメラマンが背後から寄ってきてしまい、結局Uターンして遠ざかってしまった。どうもジシギには興味がなく他のものを期待している風だったが、頼むから自分で探してくれよと思う。
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by ujimichi | 2008-08-27 01:15 | ジシギ

2008年 08月 26日
雨天中止
a0044783_15144439.jpg今朝は田んぼに出るつもりで完全に準備していたのだが、外に出たら雨が真面目に降っていたのでやめた・・・。しかし涼しいのはいいけどなんだこの天気は・・・。

ところで、他人の掲示板等で誤認を指摘したりするのは近年そんなにやっていないが、やはりやめておこうと思っている。理由は簡単で、多すぎてきりがないから。一つ指摘してしまうと、他のはOKだと思われかねないのもちょっと困る。

「間違っていたら教えてください」という言い方もよく聞くのだが、識別というのは実は、人に教わるよりむしろ「自分で気づく力」というのが非常に大事だと思っている。予備知識なしに観察していて気づいていた、まさにその通りのことがやっぱり図鑑にも書いてあった、ということは経験するが、それこそが本当の観察力というものだと思う。

画像は全然関係ないがこの前のコシボソヤンマ。
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by ujimichi | 2008-08-26 15:29 | いろいろ

2008年 08月 25日
過去忠治
過去画像から2004年9月16日のチュウジシギ成鳥。個人的に尾羽を片側11枚(=左右対称なら22枚)数えられるものが初めて撮れた、結構思い出深い個体。初列風切P10とP9、及びそれに対応する初列雨覆が旧羽で、左側の中・小雨覆には磨耗・褪色した夏羽が残っていたが、それ以外はほぼ新しい冬羽に換羽していた。関東で見ている限り、成鳥は9月ごろにはたいていこのように大部分が冬羽に換羽している。

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チュウジシギ 成鳥夏羽→冬羽 神奈川県
雨覆の換羽状態に注目。

※ここで言う「夏羽」「冬羽」はそれぞれ「繁殖期の羽衣」「夏~秋の全身換羽後の羽衣」の意味。色模様自体の違いは他の多くのシギチほど明確ではない。
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by ujimichi | 2008-08-25 02:04 | ジシギ

2008年 08月 22日
初列
これまで何度か書いていることだが、「初列風切が突出する」というのはチュウジシギの特徴ではない。仮にこの点で識別しようとすると尾羽その他の特徴とも全くかみ合わないことが多いしわけがわからなくなってしまう。これは別に私が独自に言い出したわけではなく、90年代後半頃からなんか変だとは思っていたのだが、その後ネット時代の到来でやはり他の複数の経験豊富なジシギウォッチャーの方も同様に感じていることを知り、またその後の自分の観察経験も経てより確信を得ることになった。

今でも初心者のブログなど見ていると、「この個体はこうこうこうでオオジとタシギは除外できるから、残りはチュウジかハリオ、で、初列が突出してないからたぶんハリオ・・・」なんて話の流れになっていて、「あららら・・・^^;」ということが間々あるのであえて再度取り上げたのだが、もちろん国内外のいくつもの図鑑その他に「初列風切の突出がチュウジの特徴」と書いてあるのだから無理もないところだとは思う。様々な情報が溢れていて初心者は大変だと思うが、もちろん全ての執筆者がジシギの観察ばかりに時間をかけていられるわけでもないだろうし、また古いものほど正しくない情報が含まれるのもある程度仕方のないところだ。したがって前向きに捉えれば、既存の知識だけに頼らす観察者一人一人が自分の目で見極めていくのもこの分野の醍醐味かな、とも思う。

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昨年観察したオオジシギ幼羽→第1回冬羽
チュウジシギ2羽と一緒にいて、しかもチュウジシギに負けないくらい小さい個体だったし(両種の大きさはオーバーラップがある)、おまけに初列風切が思い切り突出しているので、多くの初心者はチュウジと判断してしまわないほうがおかしいような例。私は全身像が見えた時点でそれ以外の多くの特徴からかなりの確信を持ってオオジシギと判断したが、案の定その後確認できた尾羽の特徴もやはりオオジシギのものだった。

注目した点をあえて挙げると―全体のプロポーション、顔と目のバランス、顔の淡色部の量(=頭側線や過眼線の幅)、雨覆・三列風切の模様の細さとパターン、尾筒の黒斑の量、全体的な色合い、そしてこれら全てが複合的に醸し出す全体の印象など。また日付と年齢もいくらかヒントになっている。しかし例えばこれらのうち一点だけを取り出して他の例に当てはめても間違える危険性が高い。あくまで複合的・総合的に判断する。慣れると案外第一印象(=総合的な見方の一つ)がよく当たる、というのもこの裏返しである。
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by ujimichi | 2008-08-22 00:26 | ジシギ

2008年 08月 20日
コシボソ
2001年に初めてコシボソヤンマを撮った場所へ久しぶりに行ってみた。源流域より下流の薄暗い川辺に多い種なので河川改修の打撃をもろに受けやすいようだが、ここでは幸い最適な環境がよく残っていて、現在もそこそこ個体数もいるようだ。マルタンヤンマのような派手さはないが、なかなか独特の雰囲気があって非常に魅力的なヤンマだと思う。

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コシボソヤンマ♂

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コシボソヤンマ♂

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コシボソヤンマ♂

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コシボソヤンマ♂
パトロール中の♂がすっと上昇したかと思うといきなりシダに止まってしまった。このあとスローシンクロでも撮りたくて三脚を取ろうと思っていたら残念ながら飛んでしまった。

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ミルンヤンマ♀
こちらはより源流寄りに多く、山地渓流に行くとよく見かける。まだ時期が早いせいかこの1頭しか見かけなかった。

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オニヤンマ♂

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左から―コヤマトンボ、コヤマトンボ、コオニヤンマ、コオニヤンマ、背中の上にコシボソヤンマ
普段落ち葉や砂礫に埋もれているヤゴたちはこういう容器に入れるとやはり落ち着かないようで、互いに寄り集まってくる。特にコシボソヤンマは何かにしがみつく性質が強いのか、コオニヤンマの背中に乗ったり腹にしがみついたりしていたが、どう見ても枯葉と勘違いしているようで面白かった。確かにヤゴ探しをしているとコオニヤンマのヤゴは一瞬枯葉に見えてしまうことがよくある。※ヤゴは観察後全てリリースしています。
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by ujimichi | 2008-08-20 23:14 | トンボ

2008年 08月 19日
成と幼
この前のエントリはだらだら書いてかえって話難しくしちゃったような気もするので、成と幼をぱっと見のインプレッションで見てみよう~の巻。まずは頭の中で言葉を使わず、羽のパターンの癖をサッと直観的に見比べた方がいいかも?

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左列:成鳥・ほぼ冬羽   右列:幼羽→第1回冬羽

わかる人はわかる・・・よねぇ?(^^)


ちなみに種は全てチュウジシギ。成鳥に関してはあえて初列風切に旧羽が残っていた個体を選んだ(風切に旧羽が残っているということは、換羽の早い第1回冬羽という可能性が否定でき、成鳥であることがさらに確実)。またこの中で開いた尾羽を全く確認していないのは右最上の1個体だけ。まあこんなのが尾羽開いたら他の種だったなんてことは経験上一度もないなーという感じ。最下段左の個体は尾羽は右側11枚(=左右対称ならば22枚)、最下段右側の個体は右側で10枚(=左右対称ならば20枚)であることを確認している。

※ここでいう「成鳥」は当年生まれ(Juv/1w)でない個体全般の意。
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by ujimichi | 2008-08-19 01:40 | ジシギ

2008年 08月 17日
雨覆
Web上で特に話題にしたことがなかったように思うので、ジシギの成・幼の雨覆について。

a0044783_19564039.jpgとりあえずオオジシギの雨覆の画像を3つ並べてみたが、上の2つは8月のもので、雨覆は幼羽(肩羽はかなり成羽に換羽済み)、一番下のものだけ4月のもので雨覆は成羽だ。 (追記:よく見ると一番上の画像は小雨覆3枚ほどが換羽しているようだ。)

ジシギ類の雨覆は、「黒い軸斑が突き抜けているものが成羽、そうでないものが幼羽」と言われることがあるが、これは私は元々はタシギについて古くから欧米の図鑑等に書かれているものが、よく検証されないまま拡大解釈されてしまったものではないか?と思っている。

実際タシギに関してはこの点は比較的よく当てはまるように思うのだが、オオジシギやチュウジシギを見ていると全く当てはまらないというか、むしろ逆に見えるケースも多く、成・幼の区別に使えるようには思えない。

それよりも幼羽は(特にオオジシギの場合)U字型の白い羽縁にU字型の黒いサブターミナルバンドという組み合わせのため、独特のうろこ模様の印象が強い。これに対し成羽ではバフ色の地に黒い横縞が走っているような印象が強く、これによって一見して区別できる場合が多い。黒い軸斑については成・幼ともよく見ると部分によって突き抜けているように見えたり見えなかったり、結構曖昧な場合が多い。

ある特徴が何かに記載されるとどうしてもその点だけを見てしまうところがあるが、そうではなくむしろ目に見える特徴全てをフル稼働し、バランスよく判断した方が間違いがない場合が多いように思う。またこうした模様の特質というのも、細部を凝視するより案外やや遠目から全体の傾向を捉えるように見た方がわかりやすい場合もある。さらに幼羽部分と成羽(第1回冬羽)に換羽済みの部分では一見して異質に見えることが多く、単に模様を問題にするよりこうした進行過程を常に意識することも有効だ。


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オオジシギ幼羽→第1回冬羽
肩羽はかなり換羽が進行しているが、雨覆は見える範囲では矢印で示したバフ色の3枚の羽が換羽済み、他は幼羽(ただし翼前縁部に近い小雨覆については羽が小さいため判断が難しく見える部分もある)。換羽済みの部分は周囲の幼羽に比べて明らかに異質であり、換羽済みの肩羽の印象に似ていることに注意。
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by ujimichi | 2008-08-17 20:05 | ジシギ