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2010年 08月 27日
拾いもの
ネタ切れなので先月の画像。猛暑の中、ヤンマを探して茂みの奥を覗き込んだらツミが止まっていてびっくりした。

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ツミ 幼鳥
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by ujimichi | 2010-08-27 16:12 | 猛禽

2010年 08月 22日
キンクロハジロ
今年県内で繁殖しているキンクロハジロを見てきた。「渡らない理由」を自分の目で確かめるのも大きな目的だったのだが、公園池に♂成鳥と♀成鳥、雛が各1羽つづいて、やはり予想通り成鳥は2羽とも翼を傷めていた。

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キンクロハジロ♀と雛
雌親の次列風切の欠損に注意。

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キンクロハジロ♀
風切は旧羽のままのようで、羽ばたくとこのように右翼の内側初列風切と次列風切の一部がかなり広範囲に欠損している。

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キンクロハジロ♂
エクリプスへの換羽がかなり進んでいて、風切は伸長中でまだ短い。すでに新羽に変わっているため羽の欠損はないように見えるが、右翼に障害があって上手く動かせないようで、羽ばたくといつも右翼が下がって水面に着いてしまうことが多い。もちろんこれでは渡りは不可能だろう。

ところでこのキンクロハジロの雛の単独行動が目立つことに関して、餌を撒く人がいるからではないかという話があるようで、中にはその餌を採ろうと岸辺にやってくるからだ、と随分と断定調で書いているブログもあるようだが、実際には誰も餌をやっていなくても親子が互いに数十メートルも離れて別行動をしていることや、逆に親子揃って餌をもらいに来ていることもあり、単にこの雌親の雛への執着心が希薄なだけのようにも見える。近年は何を見てもすぐに餌付け問題に結びつける風潮があるが、この辺りについては少なくとももう少し慎重に物事を見る必要はあるように思う。

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キンクロハジロの雛(左)とカルガモの雛(右)
餌が撒かれていない状態での単独行動。

参考までに、昨年自宅近くの川で観察したカルガモ親子の例では、ある日突然6羽の雛のうち1羽(一番小さかった雛)だけが自ら家族から離れて逆方向(上流)へどんどん泳いで行ってしまい、後日何度確認しても結局そのまま行方不明で終わってしまったということがあった。おそらくあのまま完全にはぐれてしまったものと思われ、単独で生き延びた可能性は限りなく低いように思う。このカルガモ親子は特に餌付けに頼っているような様子はなく、もちろん人が撒いた餌につられてはぐれたという状況では全くない。人は既存の知識の範囲外の現象に出くわすとどうしてもそれを“異常”と捉え何かしら理由付けをしたくなるものだが、実際には生き物を観察しているとこのようにすぐには説明のつかない状況に出くわすことも珍しくないということも、それなりに念頭に置いておく必要はあるだろうと思う。
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by ujimichi | 2010-08-22 14:49 | カモ

2010年 08月 18日
マニアック!
ジシギを真面目に見始めてかれこれ十数年経つが、ハリオシギは関東ではかなり稀で、実は未だに2個体しか見ていない。1羽は1997年に神奈川県に出現した有名な個体。もう1羽は2004年8月31日に埼玉県で自力で発見したこの個体。この時は普段行かない地区の田んぼにたまたま出かけたら、オオジもチュウジもタシギすらも一羽もおらず、他の鳥もほとんど何もいない中でこのハリオシギ1羽だけがポツンといた―というまさに奇跡のような出会いだった。

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ハリオシギ Gallinago stenura 幼羽→第1回冬羽 2004.8.31 埼玉県

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ハリオシギ Gallinago stenura 幼羽→第1回冬羽 2004.8.31 埼玉県

しかしそれにしても、この個体は今振り返っても実にマニアックな個体だと思う。つまり本州に出現するハリオシギの色彩面での典型的イメージというと―

(1)バリバリの幼羽のまま渡ってくる 
(2)頭側線に淡色のマダラが多い 
(3)雨覆の黒い模様はチュウジシギより細め 
(4)(2)と(3)に伴って全体に明るい色調に見える

というところだが、この全てにことごとく違反(笑)していて、それでいてハリオシギの特徴の肝要な部分はちゃんと出ているところがこの個体のマニアックさだ。で、こういう例を見ると、ではこういうハリオが関東ではチュウジと混同されて多数見逃されているのではないか?と思う人もいるかもしれないが、私の経験上やはりそれはないと言える。まずこれまでにハリオかチュウジかで迷った例自体が極めて稀だし、しかもそうした数少ない例も多くの特徴を観察した結果十分チュウジと判断できる個体だったからだ。
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by ujimichi | 2010-08-18 02:28 | ジシギ

2010年 08月 13日
団扇
画像は先日撮影のウチワヤンマ。近所ではほとんど見る機会がないのでたまに見ると新鮮だが、このトンボの性質上大概炎天下の撮影になってしまうのがちょっと辛いところ。

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ウチワヤンマ

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by ujimichi | 2010-08-13 14:23 | トンボ

2010年 08月 11日
ハズレ
前回オオジ成鳥2羽だったので、これに幼鳥数羽が加わってオオジ祭り!という想定で出かけてみたら1羽もいなくなってた・・・。しかしジシギの場合困るのは、本当にいないのか実は隠れているだけなのかがわかりづらいこと。その辺がどうも気になって同じ場所を何周もしてしまったが結局見つからなかったのでやっぱり本当にいないのかも・・・。オオジもハズレたが、曇りで午前中雨という予報も大ハズレ。まあ毎年のことだが普通に晴れて灼熱地獄で散々だった。

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サシバ 
あまりの暑さに日陰でへばっていたらサシバが2羽頭上を通過していった。もちろん繁殖するような場所ではないし、北から南へ流れていったところを見るとただ飛んだというより一応渡っていたようだ。

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ササゴイ
田んぼにササゴイというのは地域によってはそんなに珍しくないようだが、個人的にはあまり見慣れないのでいきなりこんなところで首を伸ばされると一瞬「何だっけこれ!?」と思ってしまう。

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オナガ
帰り道で。かぜがさかなで。
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by ujimichi | 2010-08-11 21:18 | ジシギ

2010年 08月 06日
三角な方
以前行ったある場所が、今考えるとあれはネアカヨシヤンマの環境だよなあ・・・と気になっていたので久しぶりに行ってみた。現地の様子を見ると、幸いいそうな場所とそうでない場所が割とはっきりしていたので、とにかくいそうな辺りをじっくり探してみることに。とはいえ見つかるのは昼頃か、あるいは午後までかかるか・・・とも思ったが、10時台にふと覗いた「いかにも」という暗がりにぶら下がっているのをあっさり見つけてしまった。久しぶりに見たが、目に飛び込んできた第一印象はやはりヤブヤンマとアオヤンマを足して2で割ったようななんとも独特な感じ。2007年に別の場所で見つけた時はすぐに飛んでしまったが、今回はかなりゆっくり撮影できてよかった。ヤブやマルタンが先に見つかるパターンも想定していたが、こうも一発でネアカが見つかるところがやはり土地柄の違いというものなのだろう。

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ネアカヨシヤンマ♂

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ネアカヨシヤンマ♂
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by ujimichi | 2010-08-06 14:17 | トンボ

2010年 08月 02日
あまりに絶妙な・・・
昨日はようやくジシギ観察に出てきた。毎年暑くて大変だとかなんとか言いながら、いざ緑に波打つ田んぼを見るとやっぱり変な武者震いがしてしまうのだから困ったものだ。ともかくやっと1羽見つけた個体はオオジシギとしてはそこそこ愛想のいい方で、特にすっ飛んで逃げることもなく距離的にはいい線まで寄ってくれたが、惜しいことに草が深くてなかなか全身を落ち着いて撮らせてくれずちょっと残念。まあ逆にそんな場所だから落ち着いていたのかもしれないが。

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オオジシギ  Latham's Snipe Gallinago hardwickii  成鳥夏羽→冬羽

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ヒバリ
結局ここで朝から6時間以上も粘ってしまい、午後になっても相変わらず草に潜っていることが多いので、気分転換に周りを飛ぶヒバリで飛びモノ練習。ふむふむ、なるほど、今の機材ならジシギが飛んでもそれなりに撮れそうだなあ、と思った次の瞬間・・・

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オオジシギ 成鳥夏羽→冬羽
なんと今ヒバリが飛んだのと寸分違わぬコースをジシギが飛んできた!なんだかあまりにも出来すぎていて「え?ウソだろ!?」という感じ。

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オオジシギ 成鳥夏羽→冬羽
ともかく慌てて10カットほど連写したら、遠いながらも降りる瞬間に尾羽を開いたところが一応写っていた。これでめでたく2個体目確認。それにしてももし寸前にヒバリを撮っていなければ、設定その他の問題でこうは上手く行かなかったかも。広い田んぼをかなり本気で探し回っても数羽しかいないようなものが、よくぞこんな絶妙なタイミングで飛んできたものだ・・・。
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by ujimichi | 2010-08-02 23:48 | ジシギ