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2013年 12月 31日
黒い水面
昨日朝8時前の画像からハジロカイツブリ2点。 水面は肉眼ではこんなに真黒ではないのだけど、鳥に露出を合せるとずんと暗く落ちてしまう。でもちょっと不思議な雰囲気になってそれはそれで面白かったりもする。

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ハジロカイツブリ

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ハジロカイツブリ

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by Ujimichi | 2013-12-31 19:30

2013年 12月 24日
クロガモ
普段のカモ観察はどうしてもマガモ属やハジロ属に偏りがちなので、昨日は一日クロガモをじっくり観察してきた。本当は先週そのつもりで出かけたのだが、風があまりに強くてまともな観察はできず、今回はようやく落ち着いて見ることができた。やはり距離は今一つ近くはなかったが、あの物悲しい口笛のような独特の声といい、時々水しぶきを上げて水上を走ったりするところといい、随分と活動的でなかなか面白いカモだなという印象を改めて受けた。 

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クロガモ  Melanitta americana

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クロガモ  Melanitta americana


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by Ujimichi | 2013-12-24 15:35

2013年 12月 20日
ユリカモメ
先日の画像から、排水口周辺に群がるユリカモメ。 

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ユリカモメ

ミナミユリカモメより遥かに現実的なところでボナパルトカモメを久しぶりに見たいのだけど、やっぱりいませんねえ…。

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by Ujimichi | 2013-12-20 17:28

2013年 12月 18日
謎のハト
昨日たまたまハト関連の話題があって思い出したので、1993年に三番瀬で観察したかなりおかしなハトの写真を以下に3点発掘。実はもっとずっと近くでよく撮れたカットがあったはずだが、20年も前にネガフィルムで撮ったものなのでどこへやったかわからず、すぐには見つかりそうにないのでとりあえずアリモノで…。 

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1993年7月22日 千葉県船橋市 キジバト属(Streptopelia ) 交雑個体

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1993年7月22日 千葉県船橋市 キジバト属(Streptopelia ) 交雑個体(左) とキジバト(右)

見ての通り、一見した印象はまさにキジバト×シラコバトそのものといった感じ。この日、三番瀬の干潟の後背地の草地をキジバトと共にノコノコ歩いているのを偶然発見して「何だこりゃ!?」とかなりの衝撃が走った。キジバトより遥かに白っぽい羽色と黒い首輪はシラコバトを思わせるが、体上面はキジバトを思わせる赤褐色を帯びた鱗模様に覆われている。また虹彩が遠目でわかるほどはっきり赤いのも顔つきがキジバト的に見える要因のようで、シラコバトの虹彩は深い赤なので遠目ではもっと黒っぽく見えるのが普通だろう。大きさや体型はその時々の姿勢や並びなどの問題もあるので微妙だが、シラコバトほど細長く華奢な感じではなく、キジバトの差があまりないような印象も受けた。ただし三番瀬はシラコバトの生息地の埼玉県東部からはそこそこ離れていることも考えると、シラコバトによく似た家禽のジュズカケバトとキジバトの交雑という線も考えられると思う。

ちなみにキジバトとシラコバト・ジュズカケバトは分類上も共にキジバト属 Streptopeliaなので、カワラバト属Columbaのドバトとキジバトの組み合わせよりは遥かに交雑は起こりやすそうに思える。それにしてもこの個体がどこでどういう経緯で生まれて、なぜここでキジバトと一緒に歩いているのだろう?と思うと謎は深まるばかりだった。なお先ほど念のため改めて世界の同属のハト類の画像を検索しても、やはり当てはまるものは見当たらなかったが、私もハト類には普段特に入れ込んでいるわけではなく、この個体を観察した後もそれほど詳しく調べたりはしていないので、何かしら情報・知識の欠落はあるかもしれない。というわけでこうした個体について類似の観察例など、何かご存じの方はぜひ一報頂ければ幸いです。

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Hybrid dove (Oriental turtle dove X Eurasian Collared Dove or Barbary dove?)



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by Ujimichi | 2013-12-18 17:03

2013年 12月 17日
強風
昨日は海の方でうろうろしてみたけど、まともに風上を向くと一瞬息が止まりそうになるほどの強風で落ち着いて観察できず。波で激しく上下に動く遠すぎるクロガモと、激しく左右に動くスコープ、シャラ~ッと音を立てて襲ってくる砂嵐の三重苦でなかなか疲れた…。

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ミヤコドリ

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クロガモ

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by Ujimichi | 2013-12-17 09:16 | カモ

2013年 12月 10日
ミナミユリカモメの識別について
先日愛知県で観察された夏羽のユリカモメが、ミナミユリカモメとしていくつかのブログに掲載されて話題になった。しかし当該の個体は初列風切のパターンから問題なくユリカモメと判断できるので、海外のウェブサイトや図鑑を参考に、翼下面のパターンの違いを図示してみた。 

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ユリカモメ Chroicocephalus ridibundus(左)とミナミユリカモメ Chroicocephalus maculipennis(右二つ)の翼下面の比較図 

 ミナミユリカモメには2亜種が知られており、基亜種maculipennis(中央)は比較的黒色部が発達していて、初列風切の先端部に関しては必ずしもユリカモメとの差は明確ではない。しかし最外側初列風切(P10)の下面の白色部は、ユリカモメのように基部まで長く伸びるのではなく、途中で斜めに断ち切られているため、どちらかというとチャガシラカモメのミラーを少し大きくしたようなパターンであり、ユリカモメを見慣れていればこの違いに一見して目が行くはずだ。

 一方の亜種glaucodes(右)は白色部の発達が顕著で、P10下面に関してはもう少し白色部が基部の方向に伸びる傾向はあるようだが、それでもmaculipennis同様に白色部が基部に達せず断ち切れているか、そうでなくてもユリカモメと異なり基部に向かって急激に狭まる形になっている。さらに先端部の黒斑を欠くため翼端が著しく白っぽく見え、ユリカモメとはかなり違うパターンに見えるはずだ。 

もちろん黒色部・白色部の量に個体差はかなりあって、両亜種の中間的なものもいるようだが、いずれにしろ南米で撮られた画像を多数見ても、少なくとも成鳥であればユリカモメとの違いはかなり明確なようだ。今回の愛知県の個体はこの初列風切のパターンが全くユリカモメそのものであること、換羽状態に異常があるだけでユリカモメを否定する要素が全くないこと、分布からミナミユリカモメが渡来する可能性は非常に低いことなどから問題なくユリカモメと判断できる(ちなみに南米のカモメ類が日本で観察された例は今のところない)。全長は平均上ミナミユリカモメの方が僅かに小さいようだが、数値は大きくオーバーラップしており、ユリカモメの中に小さな個体を見つけることはしばしばあることなので、これも特に問題にはならないと考えられる。 

なお今回の個体は内側初列風切(右翼のP1-P3と左翼のP1-P4)が換羽中で、ここから換羽が始まること自体は正常だが、そこから先、全身への換羽の進行が何らかの原因でほとんど進んでおらず、その結果頭部の黒褐色が褪色して明るめの茶色になり、全身の羽毛もかなり摩耗しているために、周囲の他個体と比べて一見著しく異なった外観を呈しているものと考えられる。

今回、ただのユリカモメだったということでがっかりされている方もいると思うが、しかしいわゆる珍鳥ばかりでなく、こうした普通種の様々な変化を観察するのも野鳥観察の醍醐味の一つなので、ぜひ今後ともこうした個体に注意して観察してみていただければと思う。

参考文献:Howell, S.N.G. and J. Dunn. 2007. Gulls of the Americas. Houghton-MifflinCo., Boston.


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by Ujimichi | 2013-12-10 18:15 | カモメ

2013年 12月 05日
雑種雄成鳥
引き続き月曜の画像から、アメリカヒドリ×ヒドリガモ雄成鳥。

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Anas penelope X Anas americana

ところでヒドリガモというと、こうしたアメリカヒドリとの交雑がとにかく多いというイメージがあるが、しかしよく考えるとこれは従来日本やヨーロッパなど分布の両端部の情報量が多いからという側面も確かにあって、アメリカヒドリとの接触が起こりにくいユーラシアの中央部も含めて全体像を考えると、また少し違った姿が見えてきそうな気もする。


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by Ujimichi | 2013-12-05 22:19 | カモ

2013年 12月 04日
雑種雌幼鳥
月曜日の画像から、一見かなりアメリカヒドリに見えた雌幼鳥。何百というヒドリガモの中でもこの個体は確かに突出して目立っていて、肉眼で見つけて「おっ!」と思わず立ち止まったほど。しかしよく見るといくつかマイナスポイントがあり、やっぱり雑種かなぁと思いつつ撮影。その後何度目かの飛び上がりで腋羽が撮れたが、これがかなりヒドリ的なのでやはり雑種と見てよさそう。それにしても雑種の雌幼鳥なんて渋すぎる。 

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Presumed Anas penelope X Anas americana

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by Ujimichi | 2013-12-04 17:33 | カモ

2013年 12月 03日
コスズガモ♂
昨日は東京のコスズが遠くなっていつまでも近づかないので、諦めて埼玉のコスズに移動。同一個体だけど。(笑) ついでに東端部まで見て回ってヒドリガモは421羽カウントしたのにアメリカヒドリは見つからず。どこへ行ったのか? 

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コスズガモ Aythya affinis 


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by Ujimichi | 2013-12-03 09:16 | コスズガモ