2015年 02月 19日
アメリカオオセグロカモメ
アメリカ西海岸では日本のハシブトガラス並みの普通種で、今回も至る所で見られた。人が与えるパンに集まったりゴミ箱を漁ったりするので、水辺でなくてもただの町中の街灯や看板に止まっていたりする。あちでカラスといえばアメリカガラスやワタリガラスがいるが、むしろカモメより遥かに影が薄く、今回もごく少数しか見かけなかった。なおこのアメリカオオセグロカモメとオオセグロカモメの違いはいろいろあるが、2枚目の画像に決定的な違いが写っている。

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アメリカオオセグロカモメ Larus occidentalis

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アメリカオオセグロカモメ Larus occidentalis


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# by Ujimichi | 2015-02-19 18:12 | ロサンゼルス

2015年 02月 15日
オビハシカイツブリ
一応以前の北米旅行でもちらっと見てはいるが、今回はずっと良い条件で見ることができた。日本のカイツブリよりかなり大きめでミミカイツブリくらいのサイズ。なんとなく雰囲気がもっさりしていて、色合いと質感からなんだかマスクラットを連想してしまった。

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オビハシカイツブリ

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# by Ujimichi | 2015-02-15 19:39 | ロサンゼルス

2015年 02月 14日
アライソシギとクロキョウジョシギ
子供の頃から憧れの北米の岩礁シギ2種。80~90年代にかけて三浦半島に割と頻繁に出かけていたのは、キョウジョシギの群れの中にこの2種のどちらか―いやできれば両方(笑)―見つけてやろうという夢があったのも理由の一つ。その夢は結局叶わなかったが、今回の旅の最後の2日間で至近距離でじっくり堪能することができた。それにしてもアライソシギは間違いなく初見のはずなのに、なぜか最近どこかで何度も見たような気がして仕方がなかった。(謎)

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アライソシギ (手前) と クロキョウジョシギ (後)

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クロキョウジョシギ(手前)と アライソシギ (後)

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# by Ujimichi | 2015-02-14 20:07

2015年 02月 11日
クロワカモメ比較
2005年にカナダのナイアガラで撮ったクロワカモメ(左)と、今回ロサンゼルスで撮ったクロワカモメ(右)とを比べてみると、予想していた通りの興味深い結果となった。これらの左右の画像を、足の長さの印象の違いに注意して見比べていただきたい。どちらが足が長く(あるいは短く)見えるだろうか?

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クロワカモメLarus delawarensis

こう見るとよくわかるように、同じ種でも寒冷地で羽毛を膨らませて休んでいると脛が羽毛に隠れて足が短く見え、温暖な地で動き回っていると脛が裸出して足が長く見えるという、これまでも何度か書いた法則が顕著に表れている。踵関節が左側の画像では体に着いている、または埋もれているように見え、右側の画像では体から離れて見えることにも注目。これは羽毛の膨らみの問題だけではなく、通常外からは見えない膝関節のポジションもある程度影響しているように思う。加えて頭の羽毛の状態などから、嘴も寒冷地のほうが見かけ上相対的に小さく見えることが多い。少し調べてみたところ、ナイアガラの12月の平均最高気温は1.9℃、ロサンゼルスの1月の平均最高気温は18.7℃で、実に17℃近い気温差がある。体感的にはナイアガラは東京の真冬より寒く、ロサンゼルスは東京の初夏のような暖かさだった。

なおクロワカモメに亜種は認められておらず、Olsenの「Gulls」の地理的変異の項目にはNegligible(無視してよい、取るに足らない)という表現が使われていることからも、こうした印象の差はやはり主に気温や観察状況によるものと考えて差し支えないだろう。実際に観察した感触でも、そうした見かけの変化以上の地理的変異があるようには感じられなかった。

カモメ類の足の露出度合いは、あくまでも同条件で比べた場合にはある程度は種の識別の参考になることもある。例えばカナダカモメ→セグロカモメ→モンゴルセグロカモメ→カスピセグロカモメの順に露出が大きくなる傾向はあるように思うし、これらは寒冷地で繁殖する種ほど足の露出を少なくすることで体温を奪われることを防いでると考えると確かに辻褄が合う。しかし現実には、上述のような同種内での状況による変化の大きさについての考慮が不十分なまま識別の考察に使われたり、種の識別点のように過剰に強調して教えられるケースもあるので、特に初心者の方はその辺りにくれぐれも注意して様々な情報に接して頂きたいと思う。

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# by Ujimichi | 2015-02-11 19:03 | カモメ

2015年 02月 08日
クロワカモメ
ロサンゼルスの画像からクロワカモメ。クロワカモメ成鳥は虹彩が淡色できつい顔つきに見えるのも特徴の一つ。とはいえ実は虹彩にも多少はバリエーションがある。この日のわずか数十羽の短時間の観察でも以下のような個体を見ることができた。

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クロワカモメ Larus delawarensis 
虹彩が淡色だが瞳孔の下に黒点が入っている個体。

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クロワカモメ Larus delawarensis
虹彩に細かい斑紋が無数にあり、全体にやや暗色に見える個体。

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クロワカモメ Larus delawarensis
この2つの画像は同一個体。虹彩が真っ黒の個体と思ったが、反対側を向いたらなんと淡色なので驚いた。左右の虹彩色が異なる個体はカナダカモメでも観察したことがあるが、それにしてもこの個体はかなり極端。 

なお参考に以前ウミネコの虹彩のバリエーションを取り上げたエントリはこちら

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# by Ujimichi | 2015-02-08 17:35

2015年 02月 07日
チュウシャクシギ
今回の旅で1羽だけ見かけたチュウシャクシギ。場所からして亜種はhudsonicus (より細分化する場合はアラスカで繁殖するものはrufiventris)と思われるので、ここはぜひとも腰を撮りたかったのだが、黙々と歩き回るばかりで一向に埒が明かず、ここで第一目標にしていた他の鳥もまだ見れていない状況であえなく時間切れ…。そういえば以前オマーンで見かけたオオソリハシシギでも同じ目に遭っているが、この辺は滞在時間の限られた旅行者の悩みといったところか。それでも見られただけよかったけれど。

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チュウシャクシギ

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# by Ujimichi | 2015-02-07 18:46 | ロサンゼルス

2015年 02月 06日
サバンナシトドとミヤマシトド
2種とも日本で出れば何十人どころか時には何百人も集まってしまう珍鳥だが、実は一度も見に行ったことがない。今回久々の北米で他にも見たい鳥撮りたい鳥だらけでほとんど時間をかけられず、たまたま近くをウロウロしていたのを少し撮るのがやっとだった。

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サバンナシトド

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ミヤマシトド


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# by Ujimichi | 2015-02-06 20:59

2015年 02月 05日
メリケンアジサシ
アメリカオオアジサシの群の傍らにパラパラと降りていたメリケンアジサシ。99年のサンフランシスコでは遠くを飛んでいるだけだったが、今回は近くで見ることができた。冬羽の顔のパターンはキョクアジサシにも似ているしハシブトアジサシにも似ているが、淡い背中の色と尾の長さからベニアジサシを思わせるところもあって、結局どれでもないという感じが面白い。普通に考えればそう簡単に日本に出る分布ではないが、とはいえあのワライカモメに比べればむしろかなりいい位置?に繁殖地がある。アジサシ好きで日本初を出してみたいバーダーには案外狙い目の種かも?

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メリケンアジサシ

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メリケンアジサシ (左奥はアメリカオオアジサシ)

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メリケンアジサシ

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# by Ujimichi | 2015-02-05 20:31 | ロサンゼルス

2015年 02月 04日
アメリカオオアジサシ
ビーチに群れていたアメリカオオアジサシ。人にも慣れているようで、かなり近づいても逃げなかった。大よそウミネコくらいのサイズがあるので、オレンジ色のがっしりした嘴と相まって、これが目の前にずらりと並んだ光景はなかなかの重量感と迫力があった。

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アメリカオオアジサシ

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アメリカオオアジサシ

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アメリカオオアジサシ

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# by Ujimichi | 2015-02-04 20:23 | ロサンゼルス

2015年 02月 03日
アラナミキンクロ
ロサンゼルスの画像からアラナミキンクロ2点。アメリカでは「荒波」という名前のイメージからはまるでかけ離れた、波のない河口部やラグーンにも普通に入り込んでいて、ヒメハジロなどと共に至近距離で観察できる。昨年九十九里で遥か陽炎の彼方の姿をスコープで覗きながら何時間も待ち続け、今日は近い近いと喜んでいた時の画像も今見ると全く遠く見えてしまい、あの苦労は何だったのかと拍子抜けするほど。日本のビロードキンクロも常時これくらい近くで見れたら楽しいのだけど、なかなかそんな機会がないのはちょっと残念。

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アラナミキンクロ

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アラナミキンクロ

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# by Ujimichi | 2015-02-03 18:15