「ほっ」と。キャンペーン


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2008年 03月 23日
2008.3.22 多摩川河口のカモ類
22日にせっかくカモも見てきたので、内容は繰り返しになるが一般への周知の意味も込めて再び“メタボガモ騒動”関連の話題。

2008.3.22 カモへの餌付けが行われていない神奈川県川崎市多摩川河口で観察したカモ類は以下の通り。

カルガモ13、オナガガモ5、ヒドリガモ42、ホシハジロ6、キンクロハジロ25、スズガモ136

留鳥のカルガモを除く冬鳥のカモ類は合計214羽。川面が広く鳥にある程度動きもあって、ダブって数えてしまう可能性もあるのでこれでもかなり控えめにカウントしている。実際はこの数字より間違いなく多い。我々バードウォッチャーには当たり前のことだが、このようにそろそろ桜も咲き始める3月下旬にこれだけ沢山のカモ類がいるというのは、餌付けが行われている・いないに関わらず元々全く普通のことである。もちろん4月に入ってもしばらくは普通に見られる。というわけで何度も書いたが、「春なのに公園にカモがいた」→「きっと餌付けのせいで渡るのを忘れてしまったのだろう」→「じゃあ餌付けを禁止しよう」というのは見るからに餌付けの禁止先にありきで理由を後付けしているようにしか見えない、あまりにも安易すぎる理屈だ。

さらに下の画像はこの日撮影したスズガモの群の一部。ここで餌付けが行われていないというだけでなく、元々スズガモは海水・汽水域で貝類などを捕食する習性が強いため、餌付く機会が少ない種であり、この群も餌付けとはまず無縁であると判断してよいだろう。にもかかわらず陸上に上がった姿はいかにも丸々と太っているように見える。動きもいかにも重そうなヨチヨチ歩きだ。カモというのは元々こういう鳥なのであり、昨冬盛んになされた、太って見えるとか動きが鈍いのが餌付けのせいだとする主張・報道がいかに人間側の主観に基づいたものであったかがよくわかると思う。

繰り返し書いてきたように私は餌付けを積極的に肯定も奨励もする気は全くないが、昨年来行われているような、事実に反することを無責任に流布しながら強権的に行われる餌付け禁止キャンペーンには明確に反対である。

a0044783_458022.jpg
スズガモの群れ
こうした姿を見て「太って飛べないのではないか」と思うのは人間側の勝手な想像に過ぎない。当たり前だがこう見えても実際には毎年しっかりと北の大地へ渡っていく。
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by ujimichi | 2008-03-23 21:21 | 餌やり規制問題について

2007年 12月 16日
慣れないことをやってみた
今日は不忍池でカモと“エサやり防止キャンペーン”の様子をウォッチング。ハス池とボート池を一通り回ってカモをカウントしたあと、思い切って実際に餌やりを注意して回っている東京都環境局の係員の方にお話を伺ってみた。ただし私は普段あまり人とぺらぺら喋る方ではないし、こういうことは一番苦手なので思うように突っ込みきれなかったのはちょっと残念。それにまあ、やっぱりと言うかなんと言うか結局頭に血が上ってしまったのでこちらも正確に憶えていないところもあるが、直後に忘れないように書き留めたメモを元に、できる限り概要を再現してみる。もちろん脚色はしないが、記憶が飛んでたり順番が実際と違ってたりはあると思うのでその辺はご容赦のほどを・・・。(赤字が東京都環境局の係員)
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あのすみません、飛べないカモがいるって聞いたんですけど?

(たまたまそばにいた翼の折れたオナガガモを指差し)
これね、飛べませんよ。


いや、そうじゃなくて太って飛べなくなったとか何とか・・・?

(その辺のオナガガモ数羽を指さし)
ああ・・・これも、それも、メタボですよ

ええーっ!?なんでそんなことわかるんですか??嘘でしょう・・・。

太ってるでしょう。野生のカモはもっとスリムですよ。 

カモって元々こういう体型ですって・・・。何と比べて言われてるんですか?

私今まであちこち行って見てますから、九州とか。
だいたいおたく、なんでそうやって決め付けるんですか?


え!?太ってるとか決め付けてるのはそちらですって!
こいつら(=オナガガモ)春になったらいなくなりますよ。そしたら、嘘バレちゃいますよ・・・。

いや、その辺までは飛ぶかもしれないけど、
こんなに太ってたら渡りの途中で死ぬかもしれないでしょ。


エーっ!!それ、想像じゃないですか!?
「かも知れない」でこんなキャンペーンやってるんですか!?!?
それはおかしいでしょ。

そうですよ。可能性があるんだからやらなきゃいけないでしょ。

・・・・・・(呆)

(だったらエサ不足で餓死する“かもしれない”という理屈で
「エサやりキャンペーン」というのも成り立つわけだな・・・)

それに、ネコに食われてるって、この近所から苦情もきてますから・・・。

それ、どのくらいあるんですか??

件数はちょっとわかりませんけど。。

えっ?わからないんですか!? なるほど・・・わからないんですね。。

あっそれと、餌付けで交雑が増えるとか聞きましたけど、そうなんですか??
雑種、います??

私は見たことないけど、オナガとカルガモとか・・交雑するんじゃないですか・・・?

(“じゃないんですか”って・・・)
そんなの見たことないですよ!

いやあの、私も別にエサをやることがいいとは思ってませんよ、
けど、このキャンペーン、やり方がおかしいでしょ?
主観的だし、全然根拠がないじゃないですか。

いや、我々も根拠があるからやってるんですよ。
(おもむろに例のチラシをとりだして「ほとんど飛べません!」の例の写真を指差し)


ほらこんなに太ってたら帰れないでしょ・・・

(うわ・・・根拠ってそれかい・・・ーー;)

何でこれが太ってるって言えるんですか!?おかしいでしょ。。

とにかく、意見があったら我々を動かしてる都の環境局に言ってください。


はあ・・・環境局に言えばいいんですね。。
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予想はしていたことだが、大体こんな風なつまらぬやり取りになった。まあ実のところ、最後の「我々を動かしてる都の環境局に言ってください」が本音だろうなあ・・・と思う。上から言われたとおりに動くしかない立場というのも確かにお気の毒だとは思うのだが、とにかくこのキャンペーンがどういうものか、改めてよくわかった気がする。「お願い」だの「防止」だのという言葉を使い、「禁止とは言ってませんよ」的なポーズを見せておきながら、結局は異なる意見は絶対に認める気がないようだ。ともかくお相手下さった係員の方、どうもありがとうございましたm(__)m

そういうわけで、「都の環境局に言ってくれ」とのことなので、
ご意見をお持ちの方はぜひともよろしくお願いいたします。

東京都環境局自然環境部計画課
電話 : 03-5388-3505
メール: S0000631@section.metro.tokyo.jp

今日などは12月の日曜日とは思えないほどエサ撒きも鳥の数も少なく、信じられないほど静かだったし、これでもかと大量のエサを投げ込むような人はついに一人も見かけなかった。この期に及んでもまだ、親子連れがちょこっとパンくずを投げただけで腕章をつけた係員が例のチラシをもってすっ飛んで行っていたし、NHKの取材クルーが来て関係者はリハーサルに余念がなかったようだが、筋の通った根拠すらないままここまで「徹底的に」やる必要が果たしてあるものかどうか、極めて強い疑問をもたざるを得なかった。しかしそんなことより何より恐ろしいのは、鳥を知らない一般人はすでに都とマスコミに無残なまでにマインドコントロールされており、「ほんとだ~みんな太ってるね~」などという声を何度も聞いたことだった。

ちなみに私としてはこういう突撃インタビュー(?)は疲れるし性に合わないのでもうしないつもり・・・です。

※当ブログは決して餌付けを積極的に肯定するものではありません。

カウント結果はこちら
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by ujimichi | 2007-12-16 17:28 | 餌やり規制問題について

2007年 12月 13日
返事は来たが・・・
メールを出しておいた東京都環境局から一応返事が来たのだが、“ほとんど飛べません!”などのチラシに書かれてある内容の根拠については結局何一つ教えてもらえず、これまで言われているようなことをただ繰り返す内容ものだった。これではやはりこのキャンペーンが何一つ明確な根拠のないものであると判断せざるを得ない。現在、無責任なマスコミ報道もあいまって、不忍池のカモが「ほとんど飛べなく」なっているものと信じ込んでいる人が大勢いるはずだが、このような間違いを全国に広めた東京都環境局の責任は重い。

そもそも、不忍池の水鳥の餌付けは何十年も前から延々と続いてきた。むしろ近年は鳥の数も撒かれる餌の量もはるかに少なくなっている。従って今キャンペーンを中止したところで直ちに何か重大な問題が起こるわけではない。ここは早急に誤りを訂正し、キャンペーンのあり方をゼロから考え直すべきだろう。

a0044783_23544313.jpg<空高く舞うオナガガモ 
2007.11.24 上野不忍池


ちなみに言うまでもなく、これは意図的に飛んでいる画像を選んだものだ。しかしこの場合は本当に飛んでいるものを飛んでいるものとして紹介しているのだから(あたりまえだが)何も問題はないだろう。


“エサやり防止キャンペーン”へのご意見はこちらまで。

東京都環境局自然環境部計画課
電話 : 03-5388-3505
メール: S0000631@section.metro.tokyo.jp

※当ブログは決して餌付けを積極的に肯定するものではありません。
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by ujimichi | 2007-12-13 23:56 | 餌やり規制問題について

2007年 12月 12日
皆様へお知らせ
根拠を欠いた“エサやり防止キャンペーン”が東京都環境局により推し進められています。

正確な事実関係の把握に基づかない強権的とも思える急速なキャンペーンの展開、
およびそれらをそのまま垂れ流すマスコミの無責任な報道、
さらに報道に付和雷同した餌付けバッシングの流行、
といった大変好ましくない状況が蔓延しています。

私は決して餌付けを積極的に肯定するものではありません。

しかし、事実関係の把握すら曖昧なまま、一部の人たちの意見で物事が性急に進んでいくのではなく、
今一度、「本当に確かなことは何なのか」という原点に立ち返り、
より多くの人の冷静かつ建設的な意見が集約されるべきだと考えます。

当ブログの“エサやり防止キャンペーン”カテゴリに私なりの感想や意見をまとまてあります。
このカテゴリ内のエントリへのリンクは自由ですので、
問題提起として多くの方々にご覧頂き、この問題を考えるヒントにしていただけたらと思います。

追記:こちらにTBSの無責任な報道を見た感想が書かれています。
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by ujimichi | 2007-12-12 11:19 | 餌やり規制問題について