2003年の画像から
カザフセグロカモメ Steppe Gull
Larus (heuglini/cachinnans) barabensis 第1回冬羽。この同じ個体が同年中に何度か観察されている。繁殖分布的には、日本から見ると‘タイミルセグロカモメ’やモンゴルセグロカモメを挟んでさらにその向こう側という位置になるため、日本での識別に関しては通常かなり慎重にならざるを得ない。しかしこの個体に関しては「さすがにこれはいくらなんでも・・・」と思わせるに十分な、飛び抜けた個性を放っていた。ホイグリンというには肩羽が淡くて顔~腹も極端に白く、といってカスピというほど極端に細長い構造でもないので、二者の中間的特徴を持つカザフセグロカモメに確かに相応しい。
カザフセグロカモメ Steppe Gull
Larus (heuglini/cachinnans) barabensis