2011年 12月 25日
追記
さすがにそろそろ説明するのもしんどくなってきたが(^^;、案の定誤解があるようなので少し。22日に紹介したこちらのバンディング画像はチュウジシギの中で特に淡色な個体の例として挙げたわけでない。私が把握している尾羽が淡色のチュウジシギというのは、オオジシギによく見られるように外側尾羽各羽の先端近くの黒帯が内弁・外弁の2つに割れてしまっているものであり、こちらの文献に香港で撮られたバンディング写真が載っているが、これをもし野外で撮影したら日本の観察者のかなりの部分が迷わずオオジと言ってしまいそうなほどの白色部の多さだ。しかも香港ということは沖縄と共通もしくはそれに近い個体群が通過している可能性も大いに考えられるので、この点は非常に興味深い。

またそもそも件の沖縄のオオジシギとされる画像の撮影者ご自身が、例えばこちらのようなかなり白色部の多いチュウジシギの画像を公開しているが、これとオオジとした個体の尾羽パターンに取り立てて明確な違いがあるとは思えない。上に挙げた文献は紙媒体で勝手に載せるわけにもいかないので、参考までに下に海外のもので比較的淡色傾向の強いものを2件紹介しておく。ただしこれらも最も淡色の例という意味ではないのでくれぐれも誤解のないように。

http://www.pbase.com/image/124128396
オーストラリア・ブルーム (チュウジシギの越冬分布域内) 4月

http://birdsmongolia.blogspot.com/2011/11/birdingtour-to-khovsgol-nuur-and.html
モンゴル  Tuul gol near Lun sum (ウランバートルの西・チュウジシギの繁殖分布域内

また前にも書いたように、枚数に関しては公開されている画像から特定するのは無理。(頻度については知らないが、チュウジシギの尾羽枚数自体が18枚のものもいるとされていることも一応は念頭に置く必要はあるだろう。) 外側尾羽の形状(細さ)についてはオオジ・チュウジどちらとも言えるとしか言いようがない。一般に尾羽を上面から見た順光の写真では尾羽一枚一枚の内弁が隠れていることから細く感じ、件の画像のように逆光の場合は1枚の尾羽の全体像が透けて見えるので太く感じるという現象も注意点の一つといえる。
[PR]
by Ujimichi | 2011-12-25 22:14 | 沖縄のオオジシギ?


<< 一区切り 必勝!アクセスUP法 >>