2012年 01月 23日
近すぎて見えない
画像は17日撮影のカナダカモメ。現場のセグロやオオセグロの群中では一際小柄で淡色なのでとてもわかりやすく、ゴチャゴチャにひしめき合う群の中にいても肉眼で一発でそれとわかるほど。ところがこうした緊張状態を単独ドアップで撮った画像だけ見るとなんだか随分ゴツい鳥に見え、これだけ見たらことによってはワシカモメだと思ってしまう人すらもいるかもしれない。いつものことながら今回も帰宅後PCでこの画像を開いてみて、現場で引いた目で見た印象とのギャップがなかなか面白かった。

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カナダカモメ Larus thayeri

ところで識別に関しては昔から、「○○の識別は捕まえてもわからないことがあるのだから―」云々といった言い方があるが、これはどうも、「捕まえて目の前で見る方が絶対に有利なはず」という前提に初めから立ってしまっているように聞こえるところにいつも大いに違和感を覚える。野外観察と捕獲観察はそもそもどちらが優れているというものではなく、それぞれ一長一短のある別々のアプローチ法なのだというのが認識としては妥当なところだろう。
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by Ujimichi | 2012-01-23 19:31 | カナダカモメ


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