半ばダメ元で千葉方面に春ジシギを探しに行ってきたが、まあやっぱり見つかるのはタシギばかり。経験の浅い何十年前ならともかく、さすがに今やどいつもこいつも一目見てタシギとわかってしまうのでイマイチ面白くない。(^^;) もちろんタシギだってじっくり見れば面白いのだが、今年一番の気温上昇に陽炎が酷くてこれもイマイチ身が入らず。春のジシギは数自体少なすぎてピークがいつなのかすらはっきりしない感があるが、いずれにしろもうちょっと早い時期に行っておいた方がよかったかも。
タシギ Gallinago gallinago
タシギ Gallinago gallinago 上と同一個体
タシギ Gallinago gallinago 別個体
タシギ Gallinago gallinago
ところでそういえば、最近もある掲示板でタシギでないものをタシギだと教えている人がいた。ネット上でこういうことは珍しくないが、それにしてもせっかく正しい答えに近づきかけていた質問者があっさり誤った回答を鵜呑みにしていたりする状況というのはなんともやるせない。
識別に関する口数が多くても、あるいは数だけはある程度見ていても、実際の観察力についてはかなり?な感じの人はよくいるし、かと思えば逆に日頃言葉少なで観察経験だってさほど多いわけではないのに実はびっくりするほど勘がよくて目の確かな人もいるのが実際のところ。しかしそれを初心者に見定めろというのはさすがにちょっと酷かもしれない。