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2006年 02月 27日
コカムリンに逢いたい・・・
最新・カモメ情報の方でも取り上げているが、銚子に毎年渡来している通称“デカムリン”、この冬もしっかり定着していてしょっちゅう観察されている。しかし相変わらず時によって全然印象が違うのでなかなか厄介な奴だ。先週見た時はいかにもアイスランド的で、かなりいい条件で写真も撮れたので、これなら別に断定的に扱ってもいいかな、というくらいの感じだった。ところが今週見たらまたもやなんだか結構わかりづらい印象に見えた。でもそのあと大きめのオオセグロカモメが傍らに降りてきたり、羽毛を少しふっくらさせたりしたら、やっぱり普通にアイスランドカモメに見えたり・・・。とりあえずわかりやすい個体でないことは確かだし、やっぱりあんまり断定的には扱わない方がいいのかなあ?という印象はあるのだが、ただ、欧米のアイスランドカモメの写真でも時々かなりごつくてわかりづらいのもあることも確かだったりする・・・。まあ、この個体に関しては前からそんな感じの繰り返しである。

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“デカムリン”

そんなわけで、そうなるとやっぱり2003年―2004年の冬に銚子・波崎で4回ほど観察された伝説の(?)アイスランドカモメ、“コカムリン”にやっぱり無性に逢いたくなってくる。あれはもう、何しろはっきり小さいしがくんと背は低いし嘴は細いし目は大きいし、初列の模様はkumlieniの中でも申し分なく典型的だしで、一々悩む必要のない実にわかりやすい個体だった。その後全然見かけないし話も聞かないので、もう銚子近海には来ていないのかもしれないが、案外単に港になかなか入ってこないだけで、忘れた頃にひょこっと出てきたりする可能性もなくもないと思う。特に、前見た時は機材がイマイチであんまり綺麗には撮れてないので、是非再会したいのだが・・・。

コカムリンに逢いたい・・・_a0044783_23253341.jpg
“コカムリン”
by ujimichi | 2006-02-27 00:07 | カモメ


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